庭師2005年12月02日

 

 この時期は我が家の庭に庭師が入る。そう書くと何やら偉そうだが、実際は「馴染みの庭師の爺さんが手入れに来てくれる」という趣に近い。お茶を出したり相手をするのは母なので、私は家にいても「お疲れさまです」と声を掛ける程度である。希に手入れの方法を訊いたりするのだが、割合アバウトなことしか聞けない。しかしアバウトにしか言い様がないとはなからこちらも思っているので、これもまあ挨拶代わりのようなものである。

 以前と違い「下の家」(貸家のこと)の敷地は貸しっ放しで除草剤撒き程度にしか手をかけておらず、手入れには余計に手間が掛かっているはずなのに、毎年手間賃はほぼ同じである。3日で6.5万円。今年は大きなケヤキの雑木を枝払いして貰ったので7万円となった。いずれにしても相場からするとかなり安い。

 家に病人がいた時期は頼んでいなかった記憶であるが、10数年も放ったらかしだった訳もないから記憶違いであろう。それにしては荒れていたな。

 よくよく考えると芝は庭師の仕事ではないので、だから荒れ放題だったのだ。特に建て替え前の庭は花壇や池や温室があったため入り組んでいる上に半分が傾斜地だったので、芝を揃えるだけで1日仕事だった。建て替え後はほぼ長方形の平地なので数時間で完了する。もとより芝の庭を造ることは私の主張だったので(そうでなければ我が家の庭という気がしなかったのだ)しゃかりきなのである。貼り替え、サッチ取り、根切りなどそれまでしたこともなかった。

 木の方は、今年とにかくアブラムシが酷かった。来年は事前に何とか手を打とう。そうでなければ守り神のように残って貰った梅の木に申し訳がない。それにしても「切る前に写真でも撮っておけば剪定のコツを掴めたかも」とは、毎年終わってから思うことである。


 "隠れ家"が"仕様変更"となってしまった。店主Tのサイドワーク開始のためで、12時開店となってしまった。今までは7時には開いていてだらだら呑めていたのだが、それも仕方ないか。私は熱帯魚を観賞しながら呑める空いているバーという使い方をしていたのだが、ここまで通っていて店名を明かさないのは傍目には特殊なバーだからである。12時までの店番は"待機中"のM嬢。「あー、やっぱり開いてないね」「うんー。Tちゃん12時頃入るって」「また別の日来るわ」「伝えとくー」てな感じである。いずれにしても歌舞伎町はしばらくご無沙汰するつもりだったので、タイミング良いと言えば良いのだが。他店の月末ツケ支払いも済んだし、しばらく失礼。

ところでiBook。また表示がおかしくなり始めた。買ってから3度目ですよ。何なんだ。またL/B交換か?

小隊司令部発

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