「コンビニへ」そして「言い訳」2008年08月02日

 「ここのところ更新、頻繁じゃないですか?」

 「そう? そうかな」イベント多き生活…じゃないけどね、全然。というか毎日寄ってるバーだと、話したことか書いたことかすら分からなくなる。やれやれ。

 プログは鮮度が命、と誰かが言っていたっけ。でも実は私は書き貯めをリライトしてアップすることもあるのだけど。

 「文語体のブログって、そういえばあまりないね」でも誰も気にはしていないだろう。自分がそうだから気になっただけのことだ。

 ところで文章であれこれ伝える・伝えてもらう仕事に就いている割には、私はあまり人の文章を読まない(知り合いのサイトを覗くとかそういうのは別の話)。向上心が低いのかもしれない。特に物語については、専業者でない人の書いたものは読まない。ケータイ小説の様な物を書き続けている知り合いがいて、歌舞伎町の路地裏で薄暗いガードに腰掛けて、携帯電話でよくもあんな文章が書けるものだと本当に感心してはいるのだが、しかし申し訳ないが半年に1回くらいしか読んでいない。

 そんな私だがたまに小説というか掌編を書く事がある。今回は2本同時掲載にした。分けりゃ良かったかな。まあいいや。初めての方は、まあこういうのも書いてます、ということで。気が向きましたらどうぞ。ご存じの方は、いつもの通りです。

空調完備の部屋にはタロがいる。携帯の向こうにはあたしの知らない久米さんがいる。あたしはよくわからない街を目的もなく歩いている。あたし達は繋がっているようで、やっぱ全然バラバラにそこにあるんだと急に実感する。何の前触れもなくあたしはそう実感した。

 >「コンビニへ」


俺は彼女といると気が緩む。安らぐのではない。妙な感覚だ。しかしその結果、何かとても狡いことをしている様な気にもなり、彼女と逢っていない時に、そんな自分が厭になってくるのだった。

>「言い訳」


読書 重松清「みぞれ」角川文庫

珍しくアンソロジーでないところが。「息をするようにお話を書きたい」には敵わないね。書けませんな、普通。一般ウケは「へなちょこ立志編」か。個人的(嗜好上)には「メグちゃん〜」「ひとしずく」かな。


小隊司令部発

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