バレンタインデーとかチョコレートとか2010年02月15日

 日曜は、なぜか娘の友達が続けて訪ねてくる日だった。「これ、ミルちゃんに…」と持ってくるのは手作り“風”チョコである。そんなキャラクターだったかなぁと訝しむまでもなく、これは「トモチョコ」とかいう友達同士で交換するやつなんだそうである。

 何をやってるんだかと思うのは、別段私がバレンタインデーというイベントのシステムを肯定しているからではなく、何もわざわざ自ら新たな虚礼を作ることもなかろうにという意味合いである。まあ本人達が楽しければ良いのだが。

 このところろくに酒も呑めない私は、コーヒー呑んで菓子食ってばかりいる。太るね、確実に。その割には実はそれ程関心や探求心がある訳でもない。得意先は今風の人気店をテナントで集める商業施設だったりするのだが、菓子屋の情報は専ら妻と部下の話の聞きかじりである。それでも、ある意味半分仕事くらいのつもりで高級菓子を買うことはそれなりにある。人にあげる物を買うだけでも違う。

 部下の仕事が立て込んでいる時期に、「一休みの時にでも」と得意先のテナントでチョコでも買って行くかと見て回った。しかし以前から買ってみたいと思っていた店の商品は、最小単位で1,500円以上。軽い激励で部下に贈る様な価格ではない。違う店の、イタリア製でパッケージも価格も可愛いやつにした。

 ところがそのチョコを机に置いて暫くするとH嬢がニヤニヤしながら包み紙を拡げて持ってきた。

「ある意味ちょっとセクハラかも〜」

 そこには英語と伊語で“抱きしめて”という様なことが書いてあった。そういうシリーズであることは後で分かった。表書きに欲しかったねこれは。

 最近はモルトウイスキーを飲りながらチョコを囓ったりするのだが、肝心の主役が休場中である。最近ノンアルコールビールを何本も空けて「実は炭酸水でも良いんじゃないの?」と妻に言われる始末だが、もう何だったらノンアルコールモルトウイスキーでも買ってきてくれ。


小隊司令部発

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