「庭が腐海に沈む前に」2011年06月18日

 週間の予報では雨だったはずの土曜だが、曇天ではあるものの何とかもっている。妻ともんちゃんはどこぞのフリマへ行っているのだとミルから聞く。ああ、その話があったから、先日私に「お父さんも要らない物はファミマで売ると良いよ(フリマの間違い)」と言っていたのか。なぜそれが伝聞かというと、朝帰りした時にはもう出掛けてたからなんだけどさ。

 まあそんな訳で、どこへも行けずなんとなく居間で過ごす。私が自室に籠もるとミルは延々録画した音楽番組の少女時代を見続けるので、居間に居座る。飽きると庭に出て木を眺めてみたりする。

 そう言えば1週間前に撒いた殺虫剤やら除草剤の効果の程はどうなったのだろう。

 3種の梅に撒いたオルトラン水和剤は有効だった様だ。撒いた日の夜には雨が降ったから、吸収される前に流されてしまったのではないかと思っていたのだが、枝を埋め尽くしていたアブラムシはすっかり干涸らびて粉末状になっていた。餌がいなくなったためか、天敵テントウムシが幼虫成虫共に目立つ様になっていた。アブラムシの分泌液が原因で起きる「すす病」で多くの葉が黒くなっていたが、これで治まってくれるだろう。

 ちなみにオルトランはカイガラムシにも有効となっているが、残念ながら今回は変化なしの様に見える。尤もこいつらは死んでも外殻がそのままだったりするので、目視では効果がよく分からないと言えば分からない。枝垂れ梅には2種類のカイガラムシが付いている。以前から見掛ける方はタマカタカイガラムシだと分かったが、今年初めて見る方は何という種か分からない。刮げ落とせばそのまま死滅するらしいが、前者は入り組んだ梅の木肌の中にも付いており刮げるのが難しい。ボルンという殺虫剤がカイガラムシ専用なのでこれを撒く予定。

 対処療法的に害虫を駆除していくのではなく早期に予防すべき所なのだが…。自分の生活全般のことを見ている様な気にすらなってきたり。

オルトランの浸みた樹液を吸って死滅したアブラムシ

タマカタカイガラムシ

名称不明カイガラムシ

小隊司令部発

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