2013年06月01日

 小平市がニュースの類で話題になる事はあまりないが、先週は至る所で目にした。例の住民投票である。正式には「東京都の小平都市計画道路3・2・8号府中所沢線計画について住民の意思を問う住民投票」。50年前の道路計画の実行により雑木林が失われるという市民団体を中心にした訴えにより行われる事になったものだ。

 この住民投票で問われたのは「計画の見直しは必要なし」or「市民参加で見直す」であり、計画そのものの実行/中止ではない。住民投票の必要を訴えたのが中止派の市民団体だから、あたかも住民投票で計画を中止させようという雰囲気を醸していたが、そもそもそういう選択肢にはなっていない。

 私が問題だと考えたのは「内容が本当に今日的な仕様になっているのか」という事と、「投票実施の決定後に、市が投票率5割未満なら開票自体しないとした」この2点。前者に関しては、自転車道の設定がおかしい。歩道を走らせる仕様であり今日的には疑問に思う。後者は、そもそもが3割台の投票率で三選した市長が言う事ではないだろう。

 私は小平市民としてこの道路は必要だと思うし、大体、市内には何の益にもならず潰される雑木林なぞごまんとあり、件の雑木林がそれらと決定的に違う様には考えられなかった。実際のところ雑木林は当初市民団体が訴えていた原生的な雑木林などではなく、道路用地として買収後に遊閑地の穴埋め的に木を植えた場所だということが後に分かった。

 有権者数145,024人中、投票者総数は51,010人。投票率35.17%であった。市のサイトには「投票率が50%に満たなかったため、開票は行いません」という文言が掲示された。

 投票用紙は90日後には処分される。市民団体の代表は情報開示を求めると発言していたが、私にはそれはあまり意味のある事と思えない。ただ、有効無効を別として意思を問うておきながら聞かない行政には不信感が募る。

期日前投票に行った出張所にて。

別の道の話だが、小平市内にある車道上の自転車通行エリア表示。これに青い下地が敷かれる箇所もある。丁度タイヤが通る部分のため交通量が多い所はすぐに擦れてしまう。

これまた別の道の話で、多摩湖自転車道。小平〜八坂間の工事も終わったと思ったら、多摩湖近くのここが突如補修されていた。車道との間に妙な段差があり走りづらかったので助かる。だけどこの穴は何?

住民投票 投票結果・開票について(小平市公式HP)
小平3・2・8号線とは(東京都建設局)


RC20の記録 5/26 風強かったな。前輪にフレあり。ちょっと危なかった。
走行時間118.32min/走行距離48.8km/平均速度24.7km/h/総走行距離11551km

小隊司令部発

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