モバイルSuica、10年目の失望(但しauに対して)2016年08月11日

 今年はモバイルSuica10周年の年である。モバイルSuicaはJR東の交通系ICカードSuicaのおサイフケータイ版で、携帯電話をSuica同様に使える上に、画面上での詳細確認のほか口座やクレカからのチャージもできる。

 だが10周年のこの年は、同時にモバイルSuicaとして使えなくなる携帯電話が発生する年でもあった。この8月からSHA-2方式およびTLS1.0以上に対応していない機種ではモバイルSuicaを利用できなくなる。そんなセキュリティ規格いちいち知るかと思うが、知られないからかもうそんな機種は少ないのか、告知はそれこそJR東日本のプレスリリース程度でしか見掛けなかった様に思う。

 で、我が愛用機CASIO W61CAもとうとう買い替えの時を迎えたらしい。'08年3月購入の機種であるので仕方がない。

 ところが事務所近くのauショップ神田でそのための機種変である旨伝えると、お客様センターに問い合わせの後に使用終了モデルではないと言われる(そうであっても値引きもないのだが)。モバイルアップデートというのを掛ければ使用可能と。窓口にはiPhone機種変(前回参照)の用事もあって来ているので、詳しい手順はサイトで確かめるので電話での案内は辞退した。

 これが裏目に出た。サイトで改めて確認すると、やはりアプデ非対応とある。センターに電話をするとその通りで、先方の間違いだそうだ。また窓口で待たされるのかと思うとうんざりした。

 この先がまたグダグダで、通常モバイルSuicaでの機種変には端末からの手続きが必要だが、残金なければそのまま乗り換えでも良いと言われたのに、いざやると510円の手数料が掛かるとか。全然頼りにならない。一旦前に戻っての操作も出来ないという。さらにその際の窓口女性(分かりやすいお局系)の接客態度が劣悪。

手前が乗り換えたGRATINA 4G。「ガラケー」と称するが中身はAndroid。重いしバッテリーの持ちも悪い。

 auには、必要な情報をきちんと伝えられるまともな窓口はないのか? 能天気なCMが余計にイラつく。

小隊司令部発

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