積みガンプラ 消化編〜F(RG)2017年01月09日

 昨年は何やら模型に填まって記事が溜まったので、本欄カテゴリーに「模型」を加えた。特に後半は「1/144量産型ザク」ばかり組んでいたが、随筆と称してザクが並んでいては違和感があるだろうし、ザクを検索してきて酒場の話だったら苛々するだろうという事で。

公文書「模型」


機動戦士ガンダム MS-06F ZAKUⅡ RG04('11年7月発売)定価2,500円(別)

溜息のパーツ数。内袋を取った後でないとこの様には箱の底は見えない。


この状態で既にボールジョイントが出来ている。


バネや線状のABSパーツを芯に動力パイプを組む。カーブに当たる位置の円筒はテーパーがついている。

 さて今回の、積みザク当面の最新版であるRG(リアルグレード)は、ガンプラ30周年記念のシリーズで、メーカーとしてのバンダイの最新技術が投入されており、初心者の私にはいちいち驚くことばかりだった。技術自慢の見本市という気すらした。

 箱を開けると圧倒的な量のパーツ群。9つのランナーは、多色成型で同一ランナー内で色分けもされているが、従来一つだったパーツもパネル毎に分けられ、それが微妙な色違いに成型されている。

 素材も今までとは異なり、特に異様なBパーツは融解温度の異なるABSとPPを時間差で組み合わせて成型し、枝上は一体なのに切り離した時点からボールジョイント可動するパーツになっている。

 またタッチゲート技術を採用したF1パーツでは、所謂動力パイプを構成する円筒状のパーツが、指先でプチプチ外せる。若干残るゲート跡も全く白化しておらず、カッターで撫でる程度で綺麗になる。

ハッチがスライドするコクピット。フラッシュ焚いてしまったが、周りの色の差異が明確に写った。

よく曲がる肘と膝。中身出過ぎな気もするが、とにかくよく曲がる。

第二関節まで曲がる指。但し割とポロリ多し。手の甲くらいは手の数分入れて欲しかった。

 他の大スケールでは標準となっているらしいフレームに外装を組む形式で、可動範囲も広い。二重関節でない代わりに、外装が分割スライドして可動範囲を確保している。

 実は“兵隊人形”として見るザクには、兵士の基本姿勢である膝射が出来ない点に不満があったが、RGのザクにはそれが出来る。腿や腕がスライド分割するスタイルに是非はある様だが、これも一つの解決策だろうな。

 蛇足で冒頭の話に戻るが、「模型」カテゴリーのきっかけが何かを遡ると、それはガンプラでもウィーゴでもなく、実はファイセン シームレス素体だったことが判明(苦笑)。さて今年も続くのだろうか。



HGUC、F2との比較。頭が離れた感じだし細くてちょっと人型ぽ過ぎる気も。


オマケで、より自然な膝射の例(笑)。ファイセン嬢が自立してないのはご愛敬。




← 膝射できる! これが一番嬉しい。ただ、フロントのスカートが必ずポロる。

小隊司令部発

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