グレイズは、RGザク並みの膝射ができるか?2017年02月05日

 アクション物の映画を観る時にトイガンを傍らに置くのと同様に、ガンダムを観る時にはガンプラを手元に置いて観たりする。と言っても私の場合持ってるのはザクばかりなので、「鉄血のオルフェンズ」を観るのにもザクだったのだけど。しかしそれもなぁという気持ちもあって、鉄血界のザクとも言えるグレイズを買ってみた。

 改めて見ると、そもそもデザインからしてガンプラにするのが前提の様に見える。アニメでも、1stガンダムの様に金属の腕や腿がうにゃんと曲がる様な作画はなくなり、殆ど3DデータみたいなMSが動き回っているのだから、模型だって同様のデータを使い素晴らしいことになっているだろうという期待はあった。結論としては確かに凄いのだが、これちょっと模型に寄り過ぎてないかとすら思えてしまう。

 ともあれ、さすがにここ暫く買い集めていたザクに比べれば格段の進歩。だが一つ、どうしても納得のいかない点があった。


機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ グレイズ(一般機/指揮官機)HG IBO 002('15年10月発売)定価1,000円(別)

RGザクとのフォルム比較。

無理矢理のギミックだが、綺麗に膝射(しっしゃ)ができる。


腿を開き気味にしないと、ここまでしか上がらない。


腰部前面装甲が上に動けばスカートに当たらないんじゃ…

 膝射が出来ない。片膝付いて銃を構えられないのだ。兵士の基本射撃姿勢だよ? まあそれを言ったらそもそも伏射のできるMSがまずないのだが。それにしてもこれほど可動範囲が広いのになぜだ。

 ザクがそうである様に、スカートとかフロントアーマーと言われる部分が腿に突っ掛かる。と思ったら、その基部自体が腿に当たっている。これでは脚は上がらない。

 しかしよく見ると、この部分をまるまる上にスライドできれば問題がなさそうだった。

 ボディ側の取付部をT字にし、スカート基部にそこへ咬む溝を掘った。成功。あっさり膝射姿勢が取れた。

プラ板と模型用彫刻刀でレール状に加工。

上の写真と微妙に撮った角度が違うが、腿がより上がっているのは分かる。

きっちり、脚を開かずに膝射できる様になった(箱絵のは随分開いている)。

 早速、一緒にアニメを観る次女もんちゃんに見せる。
「あっ、何だっけこれ」
「クランク二尉〜ってやつ」
「あぁー」
 ガンプラは父娘の会話も生むのだった。(ていうか、それ膝射に関係ねーか)


読書三浦しをん「むかしのはなし」幻冬舎文庫

僅か半年ぶりでの再読。なのに、短編の中で筋忘れてた話あり。いかんな。それはともかくもうちょっと本読まないと。作文能力が落ちるだけでなく、思考が文章的でなくなる。


小隊司令部発

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