良い夢を。2017年07月08日

 耳を穿るとごっそり耳垢が取れたが、よく見ると耳垢色したカメムシの死骸1.5匹分だった。一つは腹から下が無いので0.5匹。夢に虫が出て来るのは希である気もする。他に記憶にあるのは、放棄された蜘蛛の巣に引っ掛って朽ちてかすかすの蜂の死骸。いずれも情景であって、ストーリーはない。

 これから寝るよという知り合いのツイートには「良い夢を」などとリプしたりするが、そもそも自分の夢が、前述の様に大概である事が多い。

 基本的に眠れなくなることはあまりないのだけど、眠れていないというシチュエーションの夢を見ることは多くて、自分が寝ていることに気づいていない事がままある。これはさすがに精神的に疲れる。タチが悪いのは、特になにもせず起きている夢だから特に変なことは起きないため、夢だと気付きにくいところ。私はよく「ああ、これ夢だから起きよう」と起きたりするので、そういう判断が出来なくなる。

 自分の中でよくある舞台の時には途中で「これはどうせ夢なんだから、付き合いきれなくなったら目を覚ましてリセットしよう」と念じて目を覚ますことがある。乗り心地の悪いエレベーターで古い病院の中を水平移動しているとか、ああこれいつものあれかと思いながらタイミングを図る。ただ夢から強制的に覚める時は、周りの人間が死んでしまう。

 何かにつけエロい話に結び付ける心理学者の分析ではどうなるのだろう。そう言えば、初めて入る居酒屋でアラサー位の女性を口説いて上手い事ホテル入ったは良いけど上手く勃たなくて、妙に優しく慰められながらうっかり寝てしまい、一人新大久保のホテルの天井を眺めている、という類の夢もままある。妙にリアルなので、久しぶりにやらかしたかと思うのだが。

 ハードディスクを分解して中を拭き掃除するという夢の方が、余程ファンタジーで気が利いているし、達成感もある(笑)。

(この1年ばかりの間のツイートから編集)

読書 【再々読】藤沢周「箱崎ジャンクション」文春文庫

「事情聴取」といつも被る。何か読む度に自分の深淵を覗く様でぞっとする。「あなたのやり方よね」とか、いかにもツマは言いそうだし(苦笑)。

 


小隊司令部発

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