丁寧なレンチン・ナポリタン ファミールカフェ(公立昭和病院内)2018年12月09日

 公立昭和病院は、この地域で最も大きく有名な総合病院だが、それ故あまり気軽に通う様な病院ではないと思っている。救命救急センターでもあるし、ここへ入院するのは余程重病という印象がある。20年以上前に亡父が入院していたし、今は母が入院しているからだろう。

 病室に入るのは勿論、院内に入るのも20年以上ぶりだった。暫く前に建て替えられており、当時とは全然別物になっていた。

 身内に入院患者が出来ると、病院内で待機、つまり時間を潰す事が多くなる。そう言えばいま食堂はどうなっているのだろうか。昔の記憶では、半地下の薄暗い理科実験室みたいな食堂だった。解凍しきれてない冷凍ケーキをつつきながらぬるいコーヒーを飲んで時間を潰していた。

 駐車場から入口に向かう1階の通り沿いの陽の当たる一角にファミレスの様なウインドがあり、「ファミールカフェ」「ファミールダイニング」のサインが見えた。まるでチェーン店の様だが、後に調べるとここだけの店舗だった。同名のレストランが7&iグループにあるが、あれとは別物らしい。

 日曜だったのでレストランの方は休み。カフェの店頭にはドリンクの表示しかなく、ウインドウにはケーキだけ。フードはないのか訊ねるとカルボナーラ/ナポリタン/ピラフがあるという。若い女性店員の応対は明るく丁寧だった。頼むのは勿論ナポリタン。レジで支払い、番号札を受け取る。

 間続きのレストランが休みのため間の仕切りが寂しい感じ。先客は初老の男女6人程の賑やかな団体と、窓際に大荷物で仏頂面の若い女。

 当然だがナポリタンはレンチンの冷食。「この面を上に」と印刷された袋をレンジから取り出すのが見えた。だがそのまま皿に空けて出すのではなく、一旦ボウルでよく混ぜ、綺麗に皿に盛った後、パセリを散らして出してきた。充分だろう。

 病院の食堂は、なんかもっとぶっきらぼうな方がしっくり来る。しかし丁寧に接されて何の文句があるのだろうか。

日曜なので人影もなく薄暗い院内の奥にこんなサイン。


丁寧に盛られたレンチンのナポリタン(680円)。中太麺に具は輪切りソーセージ、タマネギ、デカいピーマン。

ファミールカフェカフェ / 花小金井駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0

小隊司令部発

←HTMLのアーカイブ版はこちら。ブログのコメントは、いつでもいつのにでも大歓迎。また、BBS「連絡所」もあるのでご利用を。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
スパムフィルタの質問です。当サイトのメインカラーは? 漢字1文字で入力して下さい。

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://sendanrin.asablo.jp/blog/2018/12/09/9010276/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。