路上の煙2012年05月17日

 勤務先近くのビルが最近全面禁煙になったらしく、ビルの入口で煙草を吹かす人達を頻繁に見掛けるようになった。私自身は、自分はただ吸っていないだけで喫煙者には変わりないという姿勢を標榜しているのではあるが、群れて煙草を吸っている喫煙者の姿はあまり良いものではないなと思う。というか、なぜだか一人で吸っている人を滅多に見ない。連れ何とかみたいなものか。何にしても群れているのは怪訝である。

 しかもそのビル、入口で煙草を吹かしているのはおしなべて女性なのだ。何の会社かは分からない。彼女達は営業職には見えないが、事務服を着ている訳でもない。年齢層は30代以上が多い様だ。中にはおっと思うような美女もいたりする。まあそれはいい。

 神田を含む千代田区は路上喫煙禁止である。ビルの外は敷地内であっても明らかにほぼ路上なんだが、あれは良いんだろうか。

 まだビルの住人というのはともかく、路面店の中にはサービスの一環として店頭で一服できるように灰皿を設置して喫煙スペースを設けているところがあったりする。病的喫煙者にはありがたいことだろうが、そうでもない人や嫌煙家にとっては迷惑なこと甚だしいだろう。店頭に煙草の自販機を設置している店はそれでもまだ分かるが、事務用中古家具の店がなぜだか喫煙コーナーを広げていて、意味も分からないし、あまり良い感じはしない。

 駅前では、路上喫煙禁止を謳うジャンパーを着た区の職員だかを見掛ける事もある。あれは効果はあるのだろうか。いや、効果のある人達に対しては、あるのだろうな。吸ってはいけないと決められた場所で平然と煙草を吸うような人は、電車内では通話するだろうし、化粧もするだろう。信号無視は日常的だろうし、道端にゴミも捨てれば小便もする。言っても無駄だろう。

 ビルを追い出され入口で煙草を吸っている人は、まあ止むに止まれずなんだろうが。

小隊司令部発

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