自転車泥棒ではありません2007年02月10日

 自転車に乗るようになってからというもの街中でも自転車が気になる様になった。メッセンジャー便で荷物を出す時にわざわざ見に行ったり、道端に停めてある自転車にもつい目が行ってしまう。珍しいのや高価なのは当然だが、私の場合無名メーカーの自転車にまで関心が向いてしまったりする。

 会社近くのガード下が駐輪スペースになっている。有料スペースのため盗難・放置自転車らしきものは多くはなさそうなのだが、神田駅近くという場所柄もあってか通勤自転車ばかりで大してマニアックな物はない。しかしその中で、自分が乗っているせいもあり、安物の折り畳み自転車が気になる。何度か書いているダホンのOEMもよく見掛ける。私が「パチ・ダホン」と称している会社の置き自転車と同型のDAHON Compac系でシボレーブランドの物がよく停められている。前輪がサスなしでグリップシフターである以外に大した相違はなさそうだ。あまり見ていると自転車泥棒みたいなのでやめておくが。

 さて駅から勤務先に向かう道の途中にゲームセンターがあるのだが、ここの前に毎日停められている自転車もずっと気になっていた。おそらくは従業員の物であろうそのMTBは、毎日の通勤に使われていることもあってそれなりにやれている。フレームもざっとスプレーで塗った様だ。しかし配色はなかなか渋い。サドル下面・サドルバッグ・インフレーターが鮮やかなライムで、本体のダークグリーンの差し色となっている。でもそれより何より目を引くのはシートポストの高さである。むちゃくちゃ高い。オーナーは股下何センチあるのだろうか。ハンドルとの位置関係はTTレース仕様みたいだ。トゥクリップも付いている。画像を撮った帰り際、中から出てきた従業員に怪訝な目で見られてしまった。失礼失礼。あるいは持ち主だったかもと思ったが、話しかけるのは更に怪しいのでやめておいた。

6人乗りエレベーターでピッチリ取り回しの出来る“パチ”。→
これこそが彼のレーゾンデートルだ(大袈裟か)。

 

読書 長嶋 有「ジャージの二人」集英社文庫

 読み進むのに時間が掛かった。嗜好云々ではなく、要するに作中の時間の進み方の問題なのだろうと思う。自分が同じ立場ならどうだったかねと考えながらねぇ…。


小隊司令部発

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