神田錦町“鶏白湯ブロック”の覇者 鶏ポタラーメンTHANK お茶の水2019年07月07日

 事務所近くで、ラーメン屋が1ブロックに4店ある区画があり、内3店が鶏白湯だという話を前にも書いた。その中で一番気に入っている店がここなのだが、まだ記事を書いていなかった。

 他と違い店は裏の細い路地側にあるが、大きな通りに面した複数の場所に案内の立て看を出して店の存在周知を図っている。そういう事に気を遣い、足も使い、あるいはお金も使っているであろうというのが分かる。

 ファサードから清潔感のある入りやすい店で、まず入口脇の券売機で食券を買う。ただ、種類が多いので初見だと結構迷ってしまう。

 オペレーションは慣れた感じのお兄さん2人または3人で回しているが、皆さん極めて丁寧で好感度の高い接客。料理の品質もさることながら、こういうのを維持するのは結構大変なはず。例えば壁に面したカウンターに座った客には後から「左からお冷やお通しします」と声を掛けてお冷やを置いたりする。


ファサード(開店前)

3箇所の導線案内看板。
 例によって立地・外観・接客なんて話から入る私な訳だが、料理自体も文句なく旨い。

 基本のラーメンは、スープのとろみ具合で「ぽてり」「とろり」「さらり」の3段階あり、それぞれが具の種類で「ラーメン」「塩玉ラーメン」「スペシャルラーメン」の3グレードという3x3のマトリクス。その他につけ麺が3グレードと、担々麺風の鶏ポタンタン麺と、チーズたっぷりで洋風まぜめんのトリポターナ。

 以上がレギュラーで、他に期間限定が常に2〜3種類出ている。当然限定品がフィーチャーされているので、レギュラーとの対比が良く分からなくて選びにくく感じるという気もする。私は個性の極端に強いメニューには、つきあいきれないと感じやすいタイプなのだが、確かにそれぞれ旨くて納得する。


ラーメン ぽてり 750円
 まず基本のラーメンは、最濃スープのぽてりで。骨なし手羽先に穂先メンマは基本でネギとノリ。シンプル。というかシンプルにしてスープを楽しむものなのだろうなと。

 次につけ麺。こちらもシンプルな具で、骨なし手羽先に穂先メンマで、ネギはつけ汁にノリは刻み。他と違い麺の量4段階で訊かれるのだがいまいち想像できず、取り敢えず一番少ない220gにした。食べてる途中は足りないと思うのに食べ終わり時はああこれで良かったと思うんだよな、つけ麺て。


つけ麺(同額220g) 800円

トリポターナ870円
 そしてトリポターナ。たっぷりのチーズで、これもうラーメン/まぜそばとか言うのかな。ともあれ美味しい。ただ、視覚的に凄く良いアクセントながらもピンクペッパーは脇に寄せてしまうし、個人的にはレモン要らない。

 最後は今年の季節限定冷製「ピーマンヌードル」。スープはピーマンの味わい。そこにイエローパプリカの香味油と、レッドパプリカのミートソースのハーモニー。信号機の様な3色。鶏が他で標準の手羽ではなく硬めなのだが、ミートソースと合わせたり、香味油を塗したりしながら食べると丁度良い。なんかパズルみたいだな。ただ正直、キュウリパートは食べどころ不明。

今夏の季節限定冷製「ピーマンヌードル」1000円


イエローパプリカの香味油。


レッドパプリカのミートソース。

 ちなみに4品レポートだが連食ではない。そんなのは分かるか。訪店自体は多分10回以上しているが、多分また行くだろうな。

公開時に2018年夏季限定メニューとして掲出していた物は、他店メニューと混同した別の物でした。修正すると共にお詫びします。
鶏ポタラーメンTHANK お茶の水ラーメン / 小川町駅淡路町駅新御茶ノ水駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0

小隊司令部発

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