「レオパード」レストア記その52009年10月13日

 連休三日目は半分留守番の予定となったのでレオパード弄りに勤しむことにした。

 1日でどこまで出来るかは分からず、とりあえず手順を決める。ここが経験でありノウハウなのだろう。なにせぱっとは思いつかない。

 まず初めに最後を決めた。ディレイラーやブレーキを磨くのはラストにした。もくもくと手を動かして気力を使い果たすだろうから。ノウハウというか自己分析か。

 そして最初はフレームの塗装。何かそっちこそ最後じゃないかと思われそうだが、一番傷みの少ない部品がフレームで、タッチアップペイントで塗って終いになりそうだからだ。

 しかし何はともあれまずは全バラである。バラしながら気付いたが、不思議なほどパーツが緩い。25年のデッドストックだから固着くらい覚悟していたのだが、ペダルもクランクもBBですらもスカスカ外せる。ひょっとしてバラしてデンマークに空輸し仮組みはしたものの、結局本当に全く乗らなかったのではないだろうか。走らせていないのだからグリスもたっぷり残っていたが、さすがに25年前のグリスをそのままにはできず全て洗い落とす。

 しかしシートクランプとステムは曲がってしまったのか、緩めてもドライバーでこじっても食い込んだままで、それぞれシートポストとハンドルに傷が付いてしまった。

 塗料はクルマ用のタッチアップペイントを流用することにした。ホームセンターでもシャンパンゴールド系の普及品で10種近くあった。色合わせに現物持参ともいかず勘で買ったが、選んだ物でほぼドンピシャ。まあそうでなければ広告屋も成り立たないか?

 出ている錆が1mm径でも剥がすと3mm径というのはよくあることで、あちこちペーパーがけをした。さてどうしようかと思案していると、風が吹いてフレームが倒れる。

「カシーン」

 テラスの段に当たって6cm程塗面が欠けた。モチベーションがマイナス値になったところで本日の作業終了。


パーツ、全て外しました。


特に磨かなくてもいいんじゃないかと思う位。RDに当たり傷がなければコレクターズコンディションだったかも。


クランクキャップは片方のみ。プラメッキだった。現用のアルミキャップを手配する予定。

シートポスト(中央) は、引き抜く際にギザギザがついてしまった。

手持ち工具でバラせたBB。これも日頃ママチャリを弄っていたおかげ(笑)。

変色オイルと埃で真っ茶色だったが、洗浄したら戦前のP08の様に美しいブルーイングだった!!(伝わる相手がナロー)

フレームとフォーク。フォークには「TANGE.3.A」 と刻印されていた。

ソフト99の「T-58トヨタ用583シャンパンM 」が適合。

やり始めるときりがなくてさぁ〜。
RC20の記録
台風後の初多摩湖。前日に小金井公園の惨状(と言うのは大袈裟だが)を見ていたので不安だったが、綺麗になっていた。関係各位に感謝して走る。
走行時間1h14m51s/走行距離30.24km/平均速度24.2km/h
/総走行距離6472.2km

小隊司令部発

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