歳を取る ― 2010年12月06日
さて、もう12月だ。先日クリーニング屋にスーツを出しに行ったら「今月、お誕生日ですね」と言われた。 先週末、得意先の商業施設が開業を迎えた。今回は多くのアイテムで関わったということもあり、いつになく仕事をした様に思う。テナント数は20足らずの施設だが、いわゆるエキナカで、それも日本の中心の駅なので、結構な大イベントとなった。 沢山の人が関わり、その殆どが知った人なので、何か自分のことの様な気持ちだった。そんな書き方をするとまるで社会人になりたての若造の様だが、そんな気持ちもある種大切な様に思う。得意先の一員になったつもりで仕事をするなんて、そうないだろう。 忙しい時ほど呑みに行ってしまうもので、このところ少しは自制していた(つもり)のだが、どうせ終電もないしなどと訳の分からない言い訳を自分自身にして、深夜に馴染みの店に顔を出してしまう。 それでも何かの波でたまたま早めに帰れる日はビールとモルト1杯ずつで帰ったりしたが、日頃の行いが悪いせいか、妻は顔を見るなり「お酒臭い」と奥に引っ込んでしまう。このところウイスキーばかりだから余計香りが残るのだろう。そんな訳で暫くハードリカーは努めてウオツカを呑むことにしていたが、帰宅は大抵家族が寝静まってからなので関係がなかった。 風邪がきっかけで書斎で寝るようになったが、治っても戻りそびれている。深夜帰宅なぞしてというのもあるが、アイロンを掛けるため寝室に入ったりすると、そこは3人分の女の衣類で溢れており、ここに戻れる気がしないのだった。 小6の娘は益々女の子ぽくなるし、隣で寝るのもどうだろうかと考えてしまう。言動も顔つきも小学生に違いないが、ほぼ160cmの身長で短いスカートをひらひらさせて歩き回っているのを見ると、これは自分も歳を取る訳だと思ったりする。きっと端から見れば私も43歳の男にしか見えないだろう(父親然として見られるかは心許ないが)。 |
![]() ![]() 新刊の訳はないのだが、普通は巻末にずらずらと並ぶはずの初出一覧がない。「徳間文庫オリジナル版」だとも書かれている。が、しかし、当たり前だがほとんどどこかで読んだ内容だった。自慢じゃないが、山口瞳のエッセイで文庫版になっている物はおそらくほとんど読んでいるのだ。それと、批判じゃないが、山口瞳はよく同じ話を書くのだ。なんかデジャブーな一時を過ごしてしまったよ。やれやれ。しかし、なんだ、“男女と酒のこと”は時代が違えども変わらないとは言われるが、デモコレハチョットと思うものもあるヨ。 |
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