アルテグラ、ワイヤー切れ2010年12月24日

 ここ暫くRC20には乗れていなかった。故障していたのだ。

 11月末は仕事も佳境だったが、気分転換に多摩川近くの空いている所を流して来よう位のつもりで走りに出た。ところが走り出して20分も経たない甲州街道を越える交差点で漕ぎ出しでガクンと重くなり、操作ミスの類ではなく不具合と認識。前の週にワイヤーの調整をしたので、締めが甘くてすっぽ抜けたのだろう。その様に思っていたら、すっぽ抜けているのはディレーラー側でなくSTIレバー側。なんとタイコ近くのワイヤーが切れたのだった。

 それが厄介だという事はネットの整備情報で知っていた。1月の事故で泥を噛んだアルテグラのSTIレバー(ST-6600)の右を分解した際に集めた情報の中に、「タイコ付近でワイヤーが切れる事があり、その場合本体をバラさねばならない」と書かれていた。「経験済みだしドンと来い」ではなく「経験したけどあまりやりたくない」種類のことである。

 巻き上げる部品に若干エッヂの様な物があり、長く使っているとここで切れるのだそうだ。確かにワイヤー類は定期交換が望ましいが、記録によれば前に交換してから3100km。これはどうなんだろうか…。ちなみにモノはジャグワイヤのテフロンコートである。それが駄目なのか?

 切れて巻き上げられたタイコが引っ張り出せないのでバラさねばならないと件の情報では書かれていたのだが、結論から言うとバラさなくてもタイコは取り出せる。前から不思議に思っていたスリットがレバー基部にあるのだが、ここにワイヤー類を差し込めば押し出せるのだった。そのためのスリットだったらしい。

 やっと走れるようになったのも束の間、何か前輪がフレる気がするんだよなぁ。気にし過ぎなのだろうか。レオパードもJEDIも調子は今ひとつ。整備に気を入れねばと思いつつ、買い物でモモチャリに乗ろうとしたら前輪がパンクしていた。何なんだよ。


インナーをひっこ抜くとこんな。

このスロットに端の綺麗なワイヤーを差し込むと、奥に落ち込んでいるタイコに当たる。

取り出せたタイコ。

完治してさて走ろうかという日、もんちゃんの「公園に行く」宣言で市内数カ所の公園をグルグル。でもこれで、プー号の寸法が合わなくなっていることに気付いた。

ワイヤーの通る溝のこの段差を丸ヤスリで滑らかに延ばす。

読書 藤沢 周「オレンジ・アンド・タール」光文社文庫

主人公が高校生というとどうしても「奇跡のようなこと」を思い出してしまい、ちょっと身構えてしまったのだが、時系列ではあれとは異なり最近作である。ところで、解説がお笑い芸人であることに違和感を覚える。文はちゃんとしているし作品との関わりもしっかりあるが、それを認めた上で。いや、まさかそれ「命」との関連? な訳ないか。


小隊司令部発

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