ルイガモ通学仕様2014年04月10日

 自転車には、意外にエコロジカルでない側面もある。スポーツ自転車では電池を使い過ぎる。単4などを使う物ならまだ充電池という手もあるが、ボタン電池の製品も多く、処理の面倒な廃棄物を排出し続ける事になる。

 これを回避する技術はハブダイナモとソーラー電池なのだが、軽量至上故かスポーツ自転車にあっては普及が難しい。いや、平生遣いの自転車であってもそれは難しいかも知れない。何せ高価なのである。

 それと、ハブダイナモの後付けはハードルが高い。勿論、自分で組む場合の話だが。スポークを張り直さねばならない。私は自分でスポークも張れないヘタレなのであった。

 週1、2回走りに出る程度ならあまり灯火類に悩む必要はないかも知れない。充電池を使う製品に絞り充電スパンに気をつければ用は足りる。しかしこれが通勤通学となると話は別だろう。

 そしてこの春から、娘が自転車通学である。

 長女の自転車ルイガモは児童車ではないし年式としてはまだまだ乗れるはずだが、実のところ通学向きではない。かごは小さく貧弱だし、灯火類も心許ない。そのため各部の整備と共にその点を改良することにした。

 この自転車、全バラして塗装だけ知り合い経由の専業者にお願いして、組み立てとパーツ替えは自分でやった。油脂類の選択が今一で、ベアリングにフィニッシュライングリスの様な低粘度の物を使ってしまっていた。また全バラするのは事なので、取り敢えずヘッド回りだけクリーニングして通称デュラグリスにした。

 前カゴに悩んだ。フォークはハブ側にダボがあるだけ。Vブレーキでもない。そしてアヘッド。取付方法が無いのだ。今までは辛うじてハンドルに掛ける簡易な物を下からステーで支えたが、結局は違う道具立てで似た事をすることになった。

 組み上げて眺めると、おとなしげな私立の女子高に通うにはちょっと派手かなと思ったがどうだろうか…。


改修を終えたルイガモ。頑丈な前カゴと自動点灯のリアフラッシャー。やっと走れるコンディションになったJEDIと共に。

増税直前の流通大混乱にも関わらず届いたパーツ。CBあさひ、相変わらず速い。

シマノスモールパーツがなぜかBSの保守部品としてあさひで取り扱いが有る。

コラムの薄らサビは塗面の下。それよりベアリングのグリス切れが問題。


ローラーブレーキにはモリブデングリスを奢る。コンビニ袋の端で注ぎ口を作る。

カゴ用アダプターはハンドルとステムだけで保持する脱着タイプだが、不安は拭えずステーを足して固定した。

ステーの穴はM6じゃないが、バネワッシャーが丁度はまるのでガタなし。

ソーラーテールライトの取付説明。穴空いてるのが前提になっとる。

はいはい分かってますって。テープで位置決めしてセンター測って、

穴空けますよ。言う程簡単じゃないですよ。(左は取り付け金具)

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小隊司令部発

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