最高速度150km/h2007年08月14日

 週末は快晴続き。もっともこの時期の快晴はむしろ「自転車日和」ではない。しっかり日焼け止めを塗ったのにも関わらず、30分ほどでグラブとの境目が付き始めた。多摩川淵では上半身裸で自転車に乗る人をよく見掛けたが、焼きたい人には絶好の天気だろう。グラブ痕はみっともないが、素手でロードバイクを飛ばすわけにもいかないので嵌め直す。

 この日、今までとセッティングを変えていた。専門誌を参考にシート高を「数値通り」に変えてみたのである。今までは「踵でペダルを押し下げて脚の伸びきる高さ」にしていたが、「両足をペダル間通りに間を開けて(「Qファクター」というのだそうだ)、その中心からの股下の長さに0.875を掛けた数値」に、シート座面中央からクランクの中心をその長さを合わせた。そうすると今までより7mm程シートが上がった。

 確かに快適に漕げる気がする。しかしそれ以前に気温が高過ぎて消耗が激しい。ふと覆う日陰に空を仰ぐと水牛の看板…ではなくてこ汚い橋梁がある程度。いつもの稲城大橋から初・羽田と考えていたのだが、結局国道1号を越えた辺りで帰路に不安を覚えて引き返すことにした。幸いにも帰路は追い風となったが、それにしてもサイコン値で最高速度は150km/h。気温のせいか他車との干渉か、サイコンが暴走したようである。

 そんな日の翌日は本来ゆっくり休むべきだろうが、日の陰り始めた午後に時間が空いたので、今度は多摩湖に行くことにした。多摩川CRとの最大の違いは、行程の殆どに木々による天然のアーチが掛かっていること。日差しの強い日でも快適に走れる。虫の季節に難儀する環境の恩恵が今与えられるのである。

 帰宅後シャワーを浴び、ビールをやりながらサイコンの数値を控えようとしたら、またしても最高速度は150km/h。帰宅時は正常値だったので、どうやら今回は1m横のHDDデッキの回転を拾った様だった。やれやれ。


多摩川CR 左岸はここから先しばらく広く快適な道が続き、見晴らしは良いのだが頭上を遮る物が一切無い。


多摩湖CR 国分寺線を越え、このアーチが途切れたところから浄水所の手前までが見晴らしの良い最長の直線。

読書 吉行淳之介「懐かしい人たち」ちくま文庫

これを神田駅前の本屋で探す時、店員に「吉行あぐりさんの息子さんの吉行淳之介さんですね?」と訊かれた。そんな表現初めて聞いたよ、困ったね。


小隊司令部発

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