本屋で涼む2009年08月07日

 駅ビルの仕事が多いと言っても、当たり前だが外を歩くことぐらいはある。いつも掛けているカラーグラスでは全然足りない程に陽射しが強い。白っぽいタイル装の歩道は、照り返しと立ち上がる熱気でうんざりするほど暑い。あまりに暑いので、通り沿いの大型書店に逃げ込んだ。

 最近はご時世か公共施設の多くは冷房の効きが緩やかである。市立図書館なんかエアコンの故障かと思ったりする。そこへいくと都心の大型書店はばっちり冷えている。いや、別に良い話ではないんだが。

 店内の書棚を見上げるとNDCのナンバーがしっかり打ってある。日本十進分類法。図書館資料の分類法だ。しかし司書でもない人間がこれを目安に本を探すことはないだろうにと思いながら通路を歩く。

 本屋に入って全てのコーナーを覗く人はいない。いたら出版社か同業者だろう。私は7割方文庫コーナーに行く。あとは雑誌コーナーでスポーツ(勿論自転車)、趣味(銃)、文芸誌。漫画コーナーを覗くことはあまりなくなったな。たまにコンピュータの専門書を覗いてみるけれど、そういえば文芸単行本は全然見ない。何せ本は文庫でしか読まないから。

 気に入った作家が出来て、続けて読むときでも単行本はほぼ読まない。だから意外な作品を飛ばしてしまっていることもあるらしい。

 久しぶりに単行本の棚を覗く。NDCだと910(日本文学)か。店の規模の割には棚が小さい。その上分類も今ひとつはっきりせず、「男性作家」「女性作家」と来て次が「闘病記」だった。さすが神田。しかしこれでは単行本も揃っているとは思えず参考にはなりそうもない。

 見知った作家の読んだことのない既刊が並んでおり、ちょっと変な感じがした。作家からしてみれば文庫しか知らない私の方が変なのだろうけど。何かで作家と顔を合わしても「作品はよく拝見しています」と言えない。

明日から10日まで夏期休暇。盛岡までベアレンビール呑みに行ってきます。ほとんどオンラインできないので宜しくどうぞ。


読書 門倉貴史「セ■クス格差社会」宝島SUGOI文庫

タイトルが新書みたいだが文庫。しかも下世話だが、内容は収入格差から少子化など経済のことを書いている。辻褄合わせの様に解説文が下品で笑えた。書名に■は失礼かも知れないが、このワードのためにスパムコメントが集中した模様なので隠した。難儀だな。


読書 三浦しをん「まほろ駅前多田便利軒」文春文庫

再読。やはり面白いなこれ。続編あればいいのにと思っていたら、外伝がいくつかある(文庫にはなっていない)と解説に書いてあった。外伝なんて言うとまさにライトノベルぽいが、これがライトノベルならそれも良いか。というかライトノベル自体は読んだことないが。

 


小隊司令部発

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