紳士な態度2010年06月14日

 女性をクルマに乗せる時、私は決まって先に降りて助手席側に回り込みドアを開けていた。

 過去形なのは、最近はそういうことをしなくなっているからだ。妻にしないし娘にしない。それと、特別でない女性の知り合いにはしないが、特別な女性の知り合いをクルマに乗せる機会自体が今はない。ああ、義母にはするか。

 ともあれ、いつ頃までしていたのだったか。妻にその様にしていた記憶はあるので、多分十数年前まではしていたのだろう。と言っても、5年ほど前からは、自分のクルマ自体がない訳であるが。

 若いうちは、そうすることが紳士の嗜みという様に考え、努めてやっていた。好意的に見てくれる人は褒めてくれたし、どうでもいい人は「気障だな」位に思っていたことだろう。良いんだ、実際私は気障だし。

 しかし、自分のクルマを持つようになってからはずっとハンドルは左だったので、実際の所は危険回避の意味合いが強かった。同乗者を車道側に降ろすのであるから、その安全確保は運転者の義務な訳だ。

 今はどうかというと、家の2台のクルマはいずれも右ハンドルなので、助手席に誰かを乗せても、安全を確保するために慌てて先に降りる必要はない。せいぜい子供がガードレールにドアをぶつけないよう注意するくらいだ。

 ところで似て非なるマナーというと椅子引きがある。レストランなどで連れの女性の椅子を引くのは間違いで、あれは単に給仕の仕事という訳だ。テーブルの下に落ちたフォークも拾わなくて良い。そんな話はどうでも良いか。

 ちなみに面識のない女性相手にレディーファーストというのはしない。電車内でも、若い女性が相手の場合は妊婦以外に席は譲らない。特に座りたがる女性というのはしばしば化粧を始めたりするからである。

 先日ヒールの高い靴で段差を越えようとしたH嬢(部下)にうっかり手を差し伸べて、ああ、これも違う違うと思ったり。

 いろいろ難しいな。


小隊司令部発

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