買い物2010年08月01日

 身長161cmの娘が居間の真ん中で得意げにポーズを取っているから邪魔だなと思っていたら、妻が「また、新しいのすぐ着て」と言うのでおニューの服のお披露目と分かる。

 「おう、可愛いじゃん」と便宜上言う。「もっとちゃんと褒めてよ」と言われたので、「うわっ、どうしたのそれ、すっごい可愛い。プリティでガーリーでコケティッシュ。とっても似合ってるねぇ〜」と大袈裟に言ってやると「なにそれ、キモい」。「『キモい』言うな。およそ知性が感じられない。もっと違う言葉を使いなさい」と、何を注意してるのかよく分からない。だいたいね、男親は言うまでもなく、世の男性は女性の服装にそうコメントしたりしないものだよ。言うだけましだと思いなさい。なんちって。

 その型なんて言うんだっけと訊けば妻と娘で違うことを言うので、画像検索を掛けると色も形も全く同じ物が出た。「あぁ〜これ…」妻お得意のニッセンの商品だった(ちなみに「コンビネゾン」という物だそうな)。母親がネット通販で買った物(画面では見せているらしい)を着ているなんていつまでだろう。そのうち自分で買いに行くようになるんだろうなぁと、つい目を細めて見てしまうのだった。

 そう言えば自分は最近服を買っていないな。会社帰りにそんなことを考えながら歩いていると、アパレルのビルの前に出たのでちょっと覗いてみた。ちょうどバーゲン期間らしく混んでおり軽く後悔したのだが、モノクロの服が多いブランドなのに珍しく好みのオリーブ色のシャツなどが多い。一瞬でもそう思ってしまったのが全く間抜けな話なのだが、ライムグリーンの色付き眼鏡を掛けていたのだった。

 服よりも先に、財布を買わねばならない事を思い出した。最近の慢性的な金欠はきっとこの財布の穴のためと思われるからだ。


かき氷を食べながら歩く娘二人。


きっとこれが元凶なのだ。


小隊司令部発

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