先週末は、風邪の引き初めで殆ど寝ていた。いつもの症状とやや異なる上に掛かり付けの耳鼻科が休みだったため、近くの内科に行った。特に悪い医者ではないのだが、検査予約の患者優先のため一般診察は1時間以上待たされるのが常である上に、処方される薬が私にはあまり合わない気がする。…良い医者でもないか。
ともあれ、“一応受験生”の娘に移す訳にいかないので、私は一人書斎で寝ることにした。念のため、治ったら戻る旨を宣言したが、妻は反応なし。
一人で寝て都合が良いのは、枕元まで酒を持ち込めること。尤も、不調故に一人で寝るのだから、実のところ酒など呑めない。そもそも横になるとすぐに眠くなるので、呑んだり本を読んだりするどころではなかった。それが風邪のためか薬のためかは分からない。
そして、一人で寝ているからか、病気だからか、厭な夢ばかり見る。眠りも浅く、短く何度も寝るので、内容は続き物になったり、重複したり、あるいはパラレルになっていたり、様々だった。
精神分析とか夢占い(言葉だけだと落差が大きいな)にはいずれも興味はないが、書き物の素材として要素を書き留めておくのも良いと思った。絶対的で本能的な、そして潜在的なシナプスで繋がっているから。
いつか見た街の情景
複雑に合流し合う高架の下
間にゴミの溜まったブロック塀に囲まれた空き地
不安を覚える場所
高くて不安定な崩れかけた建物の壁面
狭くて汚い古い坑道の様な通路や廃棄された地下通路
信用できない物
繋がるかどうか分からない携帯電話
掴まっていると突然崩れそうな手摺
厭な状況
自分が言った覚えのない言葉を盾に責められる
必要な物が手の届かない隙間に落ち込んでいく
客観的には意味不明なパーツの羅列な訳だが、自分の中では温度や匂いまで把握できている。難点は、これで何かを書くと決定的にナーバスになりそうだというところだろうか。
残念なことに、楽しく心地良い夢というのは忘れてしまうものらしい。 |
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