のど飴 ― 2012年01月12日
乾燥したこの季節に多くの人がコートのポケットに忍ばせている物、それはのど飴だろう。喉の奥が張り付く様に乾燥し、病原菌に対して不用意に脆くなった粘膜を晒している。一方で周りでは常に誰かが咳き込んでいる。自衛のため、あるいは自ら咳き込むことがない様にという予防策として、簡便にして効果的なのがのど飴だ。とは言え、のど飴の薬理効果自体は実のところよく分からない。100円そこそこの物と400円近い物が同じ訳はなかろう位には考えるが、科学的な根拠を把握している訳ではないし、そもそも実感をもって認識したこともない。 薬理効果の差よりも気になることは他にも沢山ある。包み紙と溶け具合の関係だ。あるメーカーの製品は、ずっと温かいコートのポケットに入れられていたにも関わらず、常に「ペリッ」と包み紙が剥がれる。かと思えばあるメーカーの物は鞄の外ポケットに入れていても飴を取り出す時には、ベタベタの包み紙から引き剥がし、ベタベタの部分が内側に入るように細かく折り畳み、ともすればばい菌だらけかも知れない指を舐めるというリスクを、買った翌日には背負わなければならなくなる。 それから口に入れる物であるから、言うまでもなく味覚的な関心も高い。昭和四十年代生まれの私といえども、飴と言えばオレンヂかイチゴという世代ではないのだ。だからといって何かと言えばカリンだ薬草だというのも鼻白む。成分としては謳う程も入っちゃいなかろうに。 そんなに飴ばかり舐めていては糖分の過剰摂取だろうという声も聞かれるが、頭脳労働のために朝珈琲に入れる一杯の砂糖の分を控えれば大差はあるまい。むしろ糖分より気になるのは、虫歯である。いい歳した大人が、そう年中虫歯で歯医者へ行くわけにもいくまい。 |
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乾燥したこの季節に多くの人がコートのポケットに忍ばせている物、それはのど飴だろう。喉の奥が張り付く様に乾燥し、病原菌に対して不用意に脆くなった粘膜を晒している。一方で周りでは常に誰かが咳き込んでいる。自衛のため、あるいは自ら咳き込むことがない様にという予防策として、簡便にして効果的なのがのど飴だ。
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