第15話 東京都内神田のランチタイムのコンビニ・フーズ ― 2012年02月02日
そろそろ油そばばかり食べている場合じゃないなと思い始めていた。周りの声を気にしている訳じゃない。ただ、いつまでも油そばでは駄目だろうと思っていた。 そんな時に知人からのメールに「沖縄焼そば食べました。ケチャップ味悪くないね」とあった。 ソーキそばの麺をケチャップで炒め、具にはスパム。まるでナポリタンの様で、通称・沖ナポとも言ったりする(極限られたところでだが)。「ケチャップ、太麺、ランチョンミート」というのは「セックス、ドラッグ、ロックンロール」みたいな語呂で良い(何だそれ)。 しかし、ロッカーがロックを堪能するのと較べると、沖ナポ堪能のハードルは遙かに高い。沖ナポというメニューはまず沖縄料理屋にしかない。そして調べてもその殆ど全ては居酒屋営業であり、昼に営業していても供されるのはランチメニューのみという場合がほとんど。沖ナポは、単品で日中に食べられるメニューではないのだった。愕然とした。沖縄料理屋は沖縄料理を日中の食べ物とする志向自体がないのか。あくまで居酒屋メニューとして夕暮れ以降に食されればそれで良いのか。自らを居酒屋食文化と位置するつもりなのだろうか。その上、何と必ずしもケチャップ味ではないという。アイデンティティはどこにあるんだ!? と、訳の分からない憤慨をしつつ、こうなりゃフィールドワークだとばかりに会社近くにある沖縄料理屋に飛び込んで「あのッ、沖縄焼そばやってますか?」と訊くも、「昼はやってないのよぉ」とつれない答え。何味かも確かめずに「じゃ、夜にまた来ます」とか適当な挨拶をして店を出た。 昂ぶる気持ちを代用品で鎮めようと、取り敢えずランチはコンビニナポ+コンビーフに。「お見合いの席で互いが代理」みたいな組み合わせ。まあしかしこれはこれで。 しかしいつ食べられるのだろう、沖ナポ。 |
![]() そうだ。コンビーフなんてのもどうだろう。やっぱり馬肉入りが俺の知っているコンビーフだ。 ![]() うわあ、なんだか凄いことになっちゃったぞ。俺…いったいなにやってんだろ。 |
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