沖ナポの夕べ2012年02月06日

 このところB級グルメネタが続き過ぎたかもしれない。などと書くと、前からやってるだろうと言われそうだが、カテゴリーを意識して書き始めたのはつい最近の事だったはず。調べてみたら'08年12月20日(本欄にしてみれば最近)だった。「あえて、いかにもブログにありがちな話題で書いてみました」という記事が、意識的にB級グルメ的な話題として書いた最初のものだった。

 まあタイトルがそもそも、食べ物の話で記事を書く自分を揶揄しているのだが。元々食に興味のない自分が書くネタとしては面白く書けるとも思わなかったのだけど、1食についてあれこれ書くのではなく、だーっと並べると何だか面白くなってきた。1皿のナポリタンは普通のナポリタンだが、それが5皿並んでいたり、立ち食い蕎麦屋にあったりしたら面白い。これはある種のコレクター癖なんだろうか。そんなことで書く様になった気がする。

 ところでナポリタンといえば、このところ勝手に盛り上がっているのが俗に沖ナポと称するケチャップ味の沖縄焼そばである。地元ではポピュラーなものらしい。新宿の「やんばる」で塩味の物は何度か食べたが、あれがケチャップ味というのも悪くなさそうじゃないか。しかし前回に書いた様に、それだけを食べられる店というのがない。一人で居酒屋へ行って、まあビールは頼むとして沖縄焼そばだけ食べて出てくるというのもどうなんだろう。そもそも大概は沖縄焼そばがケチャップ味かどうかは訊かないと分からない。

 夜に沖ナポを出す店の情報はネット上にあるが、店頭メニューに載せている店があるというので行ってきた。西日暮里の「居酒屋 大将」は、沖縄料理屋というのではなく、沖縄料理も出す居酒屋という風情である。これは…まあ確かに…イケるかも。スパム(かチューリップかは不明)がゴロゴロ入っているが、あまり油っぽくない。

 しかし1店行ったは良いが、さて次はどうしたものだろう。

沖縄風焼そば680円、ポーク卵580円。スパムがダブってしまった。


ブログの方だけ[B級グルメ]カテゴリー新設しました(何だこの絵面)。

読書 井上荒野「あなたの獣」角川文庫

この10の短編を3話辺りまで別の話だと思い込んで読み進めていた。櫻田という、一緒にいるだけで女の星の巡りが悪くなる様なこの男が軸だとは思っていなかったから。星の巡りだけでなく行動自体も不条理。少年誌の青春漫画の様な偏執的ストイックさロジカルさの対局とも思えるその不条理な行動は、だからリアルだとも思える。


小隊司令部発

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