入学式とスカート2015年04月09日

 火曜は次女もんちゃんの入学式だった。地元の公立中学で、学区の外れだった小学校に比べたら大分近くなる。どちらも私の母校でもある。

 大きめの制服は長女のお下がりのため新入生の初々しいだふだぶ感はなく、単にサイズが合っていないだけに見える。

 実は頑なにスカートを穿かない子なので、ピアノの発表会以外でスカート姿というのは滅多にない。これから毎日スカートというのが何か意外な気がする。

 出掛けにツマと並べて写真を撮った。小学校の卒業式同様、自分が並んで撮るのを忘れたが、出掛けは時間ギリギリでそれどころではなかった。撮影の時に何かおかしいなと思ったのはスカートの色がブレザーと違っていたためだが、なんと間違えて夏服のスカートを穿いていた。そして穿き替えたスカートは腰のボタンが取れていた。何をやっているのやら。でも例えば片親だったらこれは自分が気付いてやっていないとならない事か。いや、中学生なら自分で気付けという気もする。

 小学校は学年2クラスだったが、中学は6クラスもある。自分の時でもこんなになかった様な。180人弱だそうだ。式はキビキビと進行。印象的だったのは、礼をした時の新入生と在校生の頭を下げている時間の違い。在校生は揃って一拍頭を止めていた。

 どんな式にも困った保護者はいて、そういうのに限って私の後ろの列にいたりする。いつまでもひそひそ話していて、何かと思ったら「○組の先生背が低いね」とか「あれ名前覚えてないね」とか3人で言い合ってる。小学生以下である。露骨に振り向いたら黙ったが、5分も効かなかった。

 式の後の保護者会と記念撮影(セットにして保護者会に出席させようという仕組みが巧いね)はツマに任せて退出。他の保護者と違う経路を歩き校舎を眺めながら歩く。別段感慨深くないのは、長女の時にも来たし、そもそも体育館が選挙の投票所になっていて都度来ているからだろう。

読書 角田光代「おまえじゃなきゃだめなんだ」文春文庫

読み始めて暫く妙な違和感を覚えていて、なんだこの予定調和な感じはと思っていたら、いくつかの短編は広告用の話で、冒頭はティファニーの広告だった。確かに角田光代で、確かにちゃんとした短編小説なんだけど、どうせここに着地するんでしょ感があってイマイチ。ところが表題作の初出「みんなの山田うどん」は、北尾トロ/えのきどいちろうのサブカル本だった。たしかにこの話読んで山田うどん行こうって気にはならないしな。…いや、そうでもないか。

 


小隊司令部発

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