事故原因調査委員会2009年06月08日

 しばらく探していたグリップが見つかった。高価なものではないが細さとシンプルさがとても気に入っていた。全面が単純な細かいダイヤモンドチェッカー。こういうのは定番としてくれれば良いのにと思うが、最近黒を見掛けなくなっていた。実ダホンことダホン・ボードウォーク用である。

 これにて取りあえず完成。このままパチダホンと入れ替えても良いのだが、自宅で暫く乗ってみてからということにした。また変なトラブルがあったら厭だし。

 ところで先の事故、どうもヘッドの処理の問題ではなかった気がしている。

 転回中に前輪が予想外の方向を向いたため転けたと思っていたが、よくよく考えるに転けた後の前輪はそう異常な方向を向いていた訳ではなかった。

 どうもハンドルポストが前傾し過ぎている様に思うのだ。車体を倒し気味にハンドルを切ると、握った手が下手すると前輪より前に出る。他の小径車と較べて位置の低いトップチューブを支点にすると、ハンドルに掛けた体重でテコ状に前輪を反進行方向へ押してしまう。停車に近い速度でペダルに足が掛かっていなかったりすると、いとも簡単に前輪は“逆走”する。

 しかしこんな事で転倒するかなぁ。庭でぐだぐだやってみると確かにあり得なくはないのだが。

 ともあれ、こんなことが気になるくらいにポジションが出せていないということである。シートチューブがBBより後ろにあるダホンは、その分前寄りにしたサドルがデフォルト。しかしこれで乗ると重心が前に行き過ぎる。それでサドルを下げるのだが、それでなくとも遠いハンドルが更に遠くなる。

 ステムを後ろ向きに取り付けるっていうのは駄目か? ブルホーンを逆向きにとか。…それだとママチャリ用のプロムナードハンドルと形が同じだという気もしてきた。


VELO VLG-311というやつ。714円。


ポジションはこれで完成…かな。

右の線はヘッドチューブの傾き(=車体の傾き)。左はハンドルを握った位置の中心と前輪の先端を結んだもの。ハンドルを45°切ると、ボードウォークではこの位浅い角度でもハンドル先端が前輪の前に出る。

ちなみに同条件のJEDIだと、ここまで倒す必要がある。低速でこんなに車体を倒すことはないのではないか。

試しにママチャリでやってみると… 。自重で倒れるわな。

小隊司令部発

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