| 「私は何を書けば良いんでしょうか?」という様な質問だったと思う。
何せ随分昔の話で、テレビでチラとだけ見たことだから、回答したのが誰だったか全く覚えていない。その時売れていた女流漫画家をゲストに迎えたNHKの子供番組で、ありがちな質問コーナーの中での会場にいた少女からの質問だった。自分は漫画を描きたいのだけれど話が思い浮かばない、という説明の後の質問だった。
漫画家は微笑み、しかしそれはにこやかなのではなく苦笑混じりの、でもそれが子供には伝わらないように抑えたそういう微妙な苦笑で、答えた。
「それについては私も毎日悩んでいます。漫画家になったら本当に悩まなければならないから、今は悩まないで自由に描けば良いと思うわ」
模範解答である。しかも子供の質問には何も答えていない。さすがだ。「描きたいことがないのなら描かなくたって良いのに」と私は勝手に置き換えて聞いていた。
ある日立ち寄った書店にて。棚には「ブログの作り方」の類の本が並んでおり、私は専らSEO対策だの何だのの情報に興味を持って手に取ったのだが(しかし買う程の興味でなく)、何の気無しに手に取った本は主に内容を指南するものだった。
曰くニュース記事を引っ張って付けるコメントの書き方や、アフィリエイトの商品に上手く繋がる文章の書き方だとか、そんな話が並んでいた。作るならそこに気をつけて記事を書いた方が確かに良いだろう。でも「良い」って「何に」良いんだろうか。
「仕事でやるのなら本当に悩まなければならないから、今は悩まないで自由に書けば良いと思う」。問われてもいないし有名人でもないのに、微妙な微笑みで私は心中そうつぶやくのである。
誤解無きよう書いておくが人様のブログ批判ではない。自分に対する戒めである。私は人が読みたいと思うような文章を書けているだろうか。
本欄の話だけではなく、その様に考えることは多いのだが、さて。
そんな本文を上げるタイミングでtwitter参戦。機能もルールも模索中(苦笑)。しかし、電車内でタイムライン読んでると本読む時間がなくなり、電車通勤の意味がない。アカウントは@sendanrin |
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