療養中につき多忙2010年04月12日

 バンパーの凹み程度はフェラーリの価値を下げないと私が言うと、ではあなたに差し上げますと言われた。それが、小傷の付いたデュラエースRDを無料で頂いてしまった私の今の心境だというのは大袈裟か。ともあれBBLの常連U上氏に感謝。しかしながら78デュラは当面飾り物だ。何せ鎖骨がまだ繋がりきらない。

 我が家の居間には、2台のロードがギアをインナー/トップにしたまま停めっ放しである。絵面としてあまり美しくないのだが、乗っていないのだからバネのテンションはなるべく掛からない状態にしておきたい。大差ないか。

 そもそも、RC20の方も私同様まだ全然完治していないのだ。

 外傷こそ目立たないが、フルブレーキングのまま土手に突っ込んだため、開いたSTIレバーに土砂が詰まっていた。これが…よくよく見ると酷い状態。軽く「掃除するかな」なんてものじゃない。ラチェットの化け物みたいなSTIレバーを全バラしなくてはならないのではないかと暗澹たる気持ちになった。いくらメカ好きと言っても、強要されるバラしが楽しい訳はない。というか、メーカーが分解図を公開していないこんな複雑な物、バラせるのか? 結局、さすがにラチェット本体には手を付けず、数歩手前で洗浄した。君子危うきに近寄らず。

 更にぶつかる壁はフロントフォーク。ただ組めば良いと考えていたが、下玉押しを填める工具の手配で躓く。ちゃんとした専用工具はかなり高額だが、安価な水道管で充分代用できるという裏技がある。ところが、肝心の適合する径の物が近所のDIY屋に置いていないのだ。16、25、40はあるのに、φ30mmだけない。もう何でも良いから「近い径の筒」はないのかと、物干しや竹の直径まで測り始める始末だった。ダホンのシートパイプで打ち込むという荒技に出るも、あと一歩でシムにヒビが入り敗退。当たり前か。結局遠出の末に適合パイプを発見し、あっさり填め込み終了。急がば回れ。


例によってパーツで酒を呑む。よく見なければ、傷など見つけられない。


曲がってもいないし、傷らしき物も付いていない。ただ汚いだけの様だが…

径が近いからってシートパイプを工具代わりにしてはいかんよなぁ。我ながら無謀過ぎる。

塩ビパイプVP30とソケットTS30。この合計千円程度の道具で下玉押しは綺麗に填められる。

ここまでバラしてもこれ。これ、自転車屋なら「交換」って言うんじゃないかなぁ。


小隊司令部発

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