nonowa東小金井、開業2014年02月02日


 JR中央線東小金井駅に直結する形で、商業施設「nonowa東小金井」が先週頭の1.27に開業した。いわゆる「駅ナカ」というのではなくて、施設としては改札を跨いで駅の内外にある。

 nonowaは高架化された三鷹〜西国分寺間の高架下を有効活用した施設。「武蔵野の輪=ののわ」が命名の基。メインは確かに駅に隣接した商業施設だが、レンタサイクルや駐輪場、今後は保育施設や地元ベンチャー向けの開放スペースなどが複合的に開設される予定になっている。

 twitterのTL上で「駅ナカビジネスの本格化で共存共栄がなくなっている。改札口設計からして全て商業基準で考えられている」という意見を目にした。改札口の話はおそらく中央線の武蔵境駅や、この東小金井駅の新設改札「nonowa口」の事を指しているのだろう。それらはSuica専用改札で、その先にはSuicaの使える商業施設であるnonowaが直結する形で新設されている。確かに「商業基準」という言い方はできるだろう。

 駅の大きさの割に改札が少なければ、利用者からは当然増設が望まれる。しかし利用者増も何もなく有人改札を増やせる訳がない。その意味で、無人改札を商業施設に繋がる形で増設するというのは一つの解決策なのではないか。

 自分自身、中央線沿線に隣接する地域に住んでいるので、中央線の高架化は生活に少なからず影響がある。開かずの踏切や一通の踏切だった場所が、いまや普通の道路になっている。駅の南北で分断されていたいくつもの街がひとつになる。交通インフラだった場所が、今度は生活インフラの土台ともなる。しかし、その“接続部分”は、あくまでもJR東日本の所有地だ。いち企業がという見方もあろうが、一方この何市にも股がるエリアを長期的ビジョンでまとめられる組織が他にあるだろうか。

 ゴミの処理一つできない小金井市が? ろくでもない知事選をしている東京都が? 準地元民としてnonowaに期待したい。

「学生街=カルチェラタン」という事で、コンセプチャルにフレンチテイストな館内ファサード。

意外に薄暗い照明演出で、暖色系ランタン風だったりする。

床は石畳風で、SPDシューズ向きではないな(W

nonowaに合わせて開業になった
2箇所の駐輪場は1時間無料。注意書きでは不適とされていたが23cタイヤのロードバイクでも駐輪できる。ちなみに隣接する市営駐輪場の時間貸しの方にはそういうサービスはないので注意。

開業日と2/1-2週末限定のバルーンアーティスト実演が大盛況。

北口には2/1-2週末限定で地元出店のマルシェが出現。

小金井公園での出店危機で一時期話題だった珈琲屋台 出茶屋がマルシェに出店。盛況だった。

開業日に登場のペコちゃん。他店に来る予定のコアラのマーチ君との対決を楽しみにしていたのだが見られず。

ヒガコ南口と言えば宝華がなくちゃね(笑)。勿論健在。
関連リンク
nonowa東小金井
ヒガコ駅なかフェスティバル

小隊司令部発

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