IHクッキングヒーターKZ-321の脱着と周辺清掃2014年05月19日

 家に鼠が出る様になった。何かの例え話ではなく実際の話だ。気配からすると数年前からいた気もするが、痕跡を残されたのはこの2ヶ月くらいのことだ。

 壁の中を何かが走る音が確かにしていたが、何となく“架空の鼠”だと思っていた。架空のものと思っていたらある日突然現実のものとして目の前に現れる。そういう事は実は現実に起こることだ。これは例え話。

 キッチンのどこかから現れ、隣のダイニングまでの範囲で動き回っていた。姿を目撃されたのは1度だけでIHクッキングヒーターの近く。

 粘着ネズミ取りや殺鼠剤が至る所に置かれたキッチンで明らかに妻は疲弊していたが、そういう時を出番として良いのかはよく分からない。しかし業者を呼ぶのはまだ先の選択肢だと思い、自分でやることにした。

 捕まえて殺せないなら追い出す。台所に入れなくなったからといって、うちの近隣なら虫でもトカゲでも喰う物はいくらでもあるのかもしれない。しかし、入ってはいけない場所は分かって貰う。そういう事にした。

 システムキッチンの配管の類いは結構アバウトな大きさで壁に穴を開けて行われるから、そこが出入口だろうとDIY屋の妹が言う。なので、IH周りを分解して穴の中に忌避剤を注入し塞ぐという事にした。

 建ててから10年ちょっと。あちこちに相応のガタは出てくる。ヤワな蛇腹状の網戸は壊れている物もあるし、結露で埃の固まった縁の汚い窓も目立つ。キッチンの汚れも表層以外は10年分だ。

 IHの組み付け取説をDLして、逆読みしてバラしていく。数年前までは、家のメンテみたいなことをするとそれだけ快適になる様な前向きな気持ちになった。しかし最近は、もう自分がこんな箇所を弄るなんて事は生きてるうちにはないのだろうなぁなどと考えてしまう。

 というか、普通のお父さんはシステムキッチンのIHを脱着したりしない気もするな(笑)。

システムキッチンまで緑色かよと。

隙間をテープで塞がれて、ユニット脇のスペーサーを削ろうとした跡。テープは粘着が嫌われたか?

ユニット下の空間が前線拠点らしい。下の段の蓋を外し現れる200V電源は全く無傷。

固着上等。なめんなよ。

鼠の糞と小便跡…。右奥が侵入口。

ハッカの臭いの忌避剤を充填した後は発泡ポリ板で塞ぐ。

小隊司令部発

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