Bluetooth接続によるiPhoneのテザリング2014年09月01日

 高機能な携帯電話が普及し始めた頃によく言われた事は、「高機能・多機能を争っているがそれでも基盤の大半は使われてはいない」という事だった。最近は殊更にそんな事は言われない気もする。ましてやスマートフォンの時代であるから尚更のことだろう。スマートフォンはフォンと称してはいるが要するにパソコンなので、汎用性のために確保される余分というのが前提にあるからだろうか。余分が前提の機械だ。初期のパソコンは、例えばワープロ機能だけ言えば専用機の方が数分の一の容積でより高性能だった。しかしそれは「基盤の大半は使われてはいない」と言うより、そもそも余分が足りない状態だったのだろう。

 その態でいくと、逆に私の今の使い方ならiPhone5Cはもっと小さくて良いんじゃないか? という気にもなる。画像メモとツイートと自転車ライドアプリ、そしてテザリングにしか使っていない。アドレスはほぼ何も入っていないし、従ってメールには使っておらず、通話すらもしていない。それらは従来型携帯の方でやっているが、個人情報が盗まれ様もないという点で優れている。尤も紛失した後に遠隔操作で内容消去などという芸当は出来ないが。でもこれで足りれば良いや位のつもりだった。

スリープ復帰直後のアラート。Wi-Fi接続では、スリープで切れた後にiPhone側も操作しないと繋がらない場合が多い。

 ところで、テザリングつまりノートの無線回線接続用という事では、単純にWi-Fiルーター代わりにというつもりでいた。実際月の料金もその時はWi-Fiルーターよりちょっと高い程度の違いだった。しかし「Wi-Fiルーター代わり」なので何の疑いもなく接続はWi-Fiだったのだが、実はBluetooth接続の方が簡単で、特に再接続が楽な事をつい先日知った。また電力消費も少ない。体感速度差も動画でも見るのでなければほぼない。

Bluetoothの場合メニューバーからこう選ぶだけ。MacOS 10.6.8ですらこれだから、今はもっと簡単なのかも。ちなみにgoliathは私のiPhoneの名前。神話ではなくて自走地雷の方。

 新しいアプリとか使用ノウハウとかを仕入れていかないと、結局は“自分の大半を使っていない”なんてことになりかねないのかも知れない。

小隊司令部発

←HTMLのアーカイブ版はこちら。ブログのコメントは、いつでもいつのにでも大歓迎。また、BBS「連絡所」もあるのでご利用を。