通学自転車、1年目を前に整備2015年02月22日

 週末に受けた娘からのメールに「自転車漕ぐ度雑音(?)が鳴るから点検お願いします」とあった。小4で組んで近所のテニス教室に通うくらいしか稼働していなかったのが、高校の通学に使い始めてそろそろ1年になる。月曜から土曜まで毎日片道7km程の通学路を走っているので、自分のJEDIより遙かに酷使されている。

 土曜日、取り敢えず近所を流して様子を見る。すると「自転車漕ぐ度雑音」ではない不具合を発見。なんとハンドルにグラつきがある。まさかヘッドに何かあるのかと探っていくと、ステムの角度調整機構のツメを固定する部分のボルトが緩んでいた。気にしないで乗っていたら、危ないことになった可能性もないではない。いや、気にしないで乗っていた訳だが。

 それから例によってチェーンが結構弛んでいた。伸びではなくて後輪固定部の緩み。テンショナーがないどころか緩む方向にフレームの開口部が向いているのは構造的におかしいよな。

 そしてやっと異音の究明を始めると、言われているのと違う部分から異音がする。後輪ブレーキ部から擦る様な音。…ローラーブレーキのグリス切れである。そしてルイガモ、後輪を外さないとグリス注油口が現れない罠あり。テンション調整がパーとなる。親指大の容量のモリブデングリスを注す。

 やっと本題となるが、異音は「キュリッ」という油ぎれの音で、チェーンの繋ぎ目だろうと考えていた。ところが周期が一定でないのだ。という事は…。

 BBのグリス切れの様だった。一番面倒臭い部分だよこれ。確かにシリコン系の低粘度グリス使ってしまった自分が悪い。7年前の自分を恨むしかないな。一般家庭ではバラさない部分をバラし、あまり一般家庭にはないグリス(デュラグリスだけど)を充填した。まあな、高校入学の時にやっておくべきではあったんだけど。

 かくしてルイガモ復活である。これでまた、遅刻ギリギリの7kmを爆走してくれることだろう。



可変部を固定するボルトが緩んでいた。


ローラーブレーキにポリ袋でモリブデングリスを注入。


結局BBまでバラす事に。


カラカラで錆色になっている。

納車時
ルイガモ MILU 2008.5.24
高校入学前
ルイガモ通学仕様 2014.4.10


ルイガモの記録(2014.4.10〜)
走行距離721.35km

小隊司令部発

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