そばに乗せたコロッケがカレー味の店を僕は他に知らない。 ― 2015年05月10日
田町駅には滅多に降りないのだが、その日たまたま用事があり、帰路に東口の通りを駅に向かっていた。並ぶ飲食店は昼時を大分外れた時間のためか閑散としており、「支度中」の店も目立った。チェーンの立ち食いそば屋が、点々とではあるが見本市の様に各店揃って軒を並べていた。その中に名代箱根そばを発見した。昼を飛ばして腹も減っていたので入る事にした。 小田急系列の箱根そばは、自分の生活圏内にはあまりない。わざわざ探して訪店する種類の店でもないので殆ど利用していない。しかし高校時代(30年前!)の通学路上であった下北沢駅に確か店があり、よく利用していた。今の箱根そばは小田急グループのブランドで、現在は複数の子会社が共有しており、実は皆が同じ店ではない。 ところで私は、箱根そばと言えばコロッケそばという印象を強く持っている。単に高校時代に食べ過ぎただけかもしれないが。しかし割に最近、なぜかコロッケそばが話題になった時にTV番組でも箱根そばが取材されていたので、そういうカテゴライズなのかも知れない。 |
コロッケそばに温玉(400+80円) 既にもろもろし始めているカレーコロッケ |
ここのコロッケは特徴的で、なぜかカレー味のコロッケなのである。私が高校生の頃は中身がぎっちり固くて小ぶりの物が2個入っていたが、今は普通のサイズで、汁にもろもろと崩れるタイプに変わっている。 もろもろと崩れるコロッケをそばと一緒に啜るエッセイを旨そうに書いたのは東海林さだおだったか。確かに啜ってなんぼの食べ方になる。塩分気にして汁を啜れないなどと言ってはいられない。いっそのこと卵を入れてしまって、啜らざるをえない様にしてしまえば良い。 繁華街でもないのに立ち食いそば屋が微妙に駅から離れて並んでいる街というのも珍しい様に思う。更に、最寄り鉄道系列と全然関係ないチェーン店という更に珍しい店。しかし、いつか食べた様なよくある感じの、そういう味だった。立ち食いそばというのは、そうでなければとも思う。 関連リンク 立ち食い蕎麦放浪記 想い出のコロッケそば ― 2009年12月16日 小隊司令部発 |
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