半信半疑のままビールを呑みながら待つ。出て来た丼から掬い上げると、麺はなんと日本そばのままだ。挽肉は、ある。ネギは、タマネギでなくてもいいんだっけ? 本来の「まぜそば」じゃなくて「油そば」だから別物という事か?
店内の放送では「台湾ゆで太郎からの逆輸入メニュー」みたいなことを言っている。やれやれ、何のジョークだろう。知らない人は信じるだろう。台湾まぜそばは名古屋発祥の台湾ラーメンの亜流だよ。作った中華屋の店主が台湾人だから付いた名前で、台湾に台湾ラーメンや台湾まぜめんはない。
味は、まあ食べられる。ただ、麺はそのままの和そばでは食感がもっさりし過ぎ。まぜそばの熱盛りには向かないんじゃないかな。タレは自分で絡まさないと沈んだまま。具はそぼろ・天かす・ネギ・卵黄・のり・カイワレ・鰹節・紅生(いらない)。この店の他のメニューを知らないが、これらは既存の具の組み合わせだろうか? それにしてもタレに全然パンチがない。トッピングにあるカレールーで無国籍風にしても良いかも知れない。いずれにしても、せっかくの高評価なそばが勿体ないという気もするのだが。
ホールにいる感じの良い男性店員の方に「新メニューです。如何でしたか?」と訊かれたので、「美味しいです。でもこれ、台湾でも油そばでもないですよね!?」とコメントしたら苦笑いをされた。 |

「台湾油そば」(500円) えッ?…

これは…普通のそばだよね? もりそばのそばだよね? タレはタレであって、ラードとか全然関係してないよね?
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