北京は遠くなりにけり。 歌舞伎町 北京2019年12月04日

 北京移転の話は、実は随分後になってから知った。旧店舗の貼り紙を見たのもそもそも8月の移転から2ヶ月も経ってからだった。昔は結構通ったのだが、それは前オーナーのマダムの頃の話だからもう十数年前。移転先もいつもの通り道上にあるが、あまり縁のなさそうなクラブばかりが入るビルの1Fだった。

 前は小汚さがある種の積み重ねを感じさせて、深夜の客層と相まって本格派ぽく見えていたのだが、実際には、オーナーが変わってからの評判はあまり芳しくなく、界隈で働く中国人にすら「あそこには行かない」と言われていた程だった。移転で何かが変わっただろうか。

 明るくだだっ広い店内は以前とは似ても似つかないが、店員のあんちゃん二人のだらだらした感じは以前のままだった。

 通っていたと言う位なので食べる物は決まっている。とにかくまずジャージャン麺。甘辛の朝鮮族系味付けのあんが、独特の粗い手打ち麺にたっぷり掛かっている。邪道という人もいるが、自分はこれに慣れている。調子が良い時は、この店独特の2色丼でスブタとのコンビを頼む。飲み物は勿論青島。

 この日もその“いつものメニュー”を頼んだのだが、ちょっと様子が違った。ジャージャン麺は、まあ良い。麺が一寸クタクタに過ぎる気もしたが、まあド深夜であるし、こんな物だろう。

 こんな物でないのはスブタの方だった。甘い。甘過ぎる。何か作り方間違えたんじゃないかという位ベタベタに甘い。パイン缶をシロップごと入れてないか? 前はなかった机上の辛味調味料が効力を発して良い具合になるのかなと思ったら、これは酷く辛い。辛味がどうとかではなくて、舌が痛い。珍しく最後の数口残してしまった。

 近くにあるんだけど、なんか遠くなっちゃったなぁ。

実はメニュー全ページ撮ったんだけど、ブログの方に載せてもなぁって。食べログをどうぞ →食べログ(w


高級店の様なファサード? でもないな(w


頼んだもの出来上がるまで、若い方の兄ちゃん飯食ってたよ。


ジャージャン麺+スブタ(1,000円)値段変わらず。


謎の辛味調味料。これ、スプーンがデカいんだからね。器、直径20cm位あるよ。


北京中華料理 / 西武新宿駅新大久保駅大久保駅
夜総合点★★☆☆☆ 2.5

小隊司令部発

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