小隊司令部、「浜」へ行く。 ― 2006年08月23日
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![]() なぜだかハンドルが入りきらない。 ![]() 駅ビルがあることだけは知っていたが…。 ![]() 子供の頃は、客車から落ちるクーラーのドレン水を小便だと思っていた。 |
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![]() プールと言っても深さは20cm程度。 |
![]() ここに住んでいた。 |
![]() 廃墟の様なダスターシュート。 |
![]() 馬入川ではなく小出川。 ![]() 全体では増築部分は1/3程にもなる。 ![]() 「何でも置いている玩具屋」としていまだに夢に出てくる店の原型がココ。 |
暑いし、昼飯時だからか人影はあまりなく、とりわけ子供をほとんど見掛けない。昔、夏場は簡易プールとなっていた公園も水が溜められた形跡がない。となりのグラウンドで催されていた盆踊りも、もうやっていないのかも知れない。20代の母親が子供を乗せて自転車で通り過ぎてほっとする。改めて団地内を見て回ると、駐輪場には子供用の自転車が溢れていた。 かつて住んでいた棟の周りを見て回る。中を見てみたいなぁと詮無いことを考える。抜けた歯を投げ入れた通風口や、女の子と2人きりでどきどきしながら入り込んだダスターシュートなどがまだ残っている。ということはその頃にはもう使われていなかったのだったか? 通学路を辿り「柳島小学校」を目指す。団地との境にあった店は肉屋のままだったが、住宅街はすっかり変わってしまっており迷いかける。物売りが子供の帰路を待っていた畑の真ん中の坂道は、坂であることが変わっていないだけだった。 小学校が見え始めると違和感を覚える。増築されている上に校舎の後に大きなアーチが掛かっている。後で調べて知ったことだが'95年に開通した新湘南バイパス茅ヶ崎海岸ICだった。裏手を流れる小出川はあまり変わっていなかったが、さすがに昔のように沈んだ違法繋留ボートで埋まってはいなかった。ちなみに今回の訪問まで私は小出川のことを馬入川と呼ぶのだと思い込んでいた。馬入川は相模川河口付近の俗称なのだそうな。 正門は工事用車両で埋まっており、工程表によれば娘の学校と同じくアスベスト除去工事の最中だった。校庭側から入り職員室にいた教師に声を掛ける。久しぶりに近くまで来た卒業生だが外周だけでも見て回って良いかと訊ねる。正確には卒業まではいなかったが。自分より二十は年下の若い教師は「誰か、名前の分かる先生とか…」と言いかけ、私は「私がいたの、三十年ほど前ですからねぇ」と言い、二人で苦笑いした。 他に二、三カ所見て回ると行くところもなくなる。意外に狭い地域だったんだなと確認する。それはそうだ。三十年ほども前だったのだ。同じなのは乗っている自転車の車輪の径くらいか。いや、20インチよりは大きかった気がする。 |
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実は今回の小旅行、もう1つ目的があった。知り合いが片瀬江ノ島海岸で海の家をやっており、そこへ顔を出すことにしていた。歌舞伎町のバーBLACK LUNGのオーナーふる君が西浜で「アポロ」という海の家の店長をしている。海岸沿いの自転車道を飛ばす。輪行時に断線してしまったらしくサイコンが作動しないが、あまり気にならなかった。
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![]() 海岸沿いの自転車道。江ノ島はそう近くはない。 ![]() 浜の自転車の多くに付いていた妙な金具。サーフボードのキャリアである。 ![]() 海の家アポロ。やきそばくらい食っておけば良かった。 |
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