お前って呼ばないで2006年08月14日


ケツに刺青、みたいな。
それも落書き、みたいな。

於バスターミナル。行き往く人皆に笑われる。

61年前は酷いことになっていたドーム前の河原。正直私は降りたくなかったけどねー。
 私が女性を呼ぶ場合の二人称は大抵「きみ」である。年を喰って言い回しが爺むさくなったのではなくて、二十代からそうだった。勿論そう親しくない相手に使う言葉ではない。しかし家族に使う言葉でもなく家では妻にしか使わない。妻は家族だが血が繋がっていないから、親しい他人みたいなものだからだろうか。他の家人の呼び名は、母は「ハハ」(これはおかしいか)。妹達と娘は名前。

 ところが先日ふと気付いたのだが、8歳になる上の娘には時々「お前」と言っていることがある。大概が叱っている時に使うし、あまり響きの良い言葉ではないなと思いつつ使っていたが、先日娘本人から「お前って呼ばないで」と言われた。女の子は「お前」と呼ばれるのを厭がるものらしい。クラスの男の子からそう呼ばれて厭がっていたという話を確か妻から聞いていた。

 しかしどうも、ちゃん付けで呼ぶのは甘えた感じがするし、「きみ」と呼ぶのはしっくり来ない。大体「きみ」と呼ぶ相手は個が確立された1人の女性でないとおかしい。

 「お前」では確かに響きが乱暴であるし、いかにも目下相手の呼び方である。まあ語源自体は逆なのだが、それは「きさま」と同じで今は今である。いずれにしても自我のある自分の子供を呼ぶ言葉としては何もおかしいことはないと思うのだが。

 ある時考えたのは、この先娘が個の確立された1人の女性となった時に、私は彼女を「きみ」と呼ぶことがあるだろうかということだ。いつぞやドラマの中でそんなシーンがあったのでふとそんなことを考えた。しかしそれは気障と言うより嘘臭いではないか。血縁者はやはり名前で呼ぶのが適当だろう。

で、画像の方はその娘達や妻と行ってきた2泊3日の広島旅行。なぜ広島なんじゃ? というか妻、なぜ原爆資料館? なぜ広島-巨人戦観戦? それはともかく例によってまた「至らぬ父」で帰ってきましたよ。まったくやれやれですよ。ともあれ全ては「たまごっちジェット」と共に…。


逃げまどう妹を後目に、とにかく撫でる。可愛いか? 足元コロコロだらけでした。

コレも生き物。ガオーッ。

 


小隊司令部発

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