電池とサイクルコンピュータ2007年09月30日

 妹が自転車通勤を始める時、安物だがサイクルコンピュータをプレゼントした。データを入れると消化カロリーまで表示するのだが、時計として使うつもりしかないらしく、速度くらい見ろよと言う。あれから何ヶ月か経ち、今では雨が降りそうでも構わず自転車で出掛けている。メーターを見ているかどうかは知らない。

 ところで先日JEDIのハンドル換装の話でサイコンが壊れていたと書いたが、サイコンなしで数回乗って思ったのは、やはりメーターは必需品だということ。移動時間などの目安にもなるし、クルマと併走する際の速度基準にもなる。またスポーツとして乗るならこの記録はある種の励みになる。

 小学生の頃の自転車にもスピードメーターは付けていた。ハブ近くに付けた円盤状のパーツから歯車で回転を拾いワイヤーでメーターに伝えるタイプだった。機械式なので速度表示と距離記録しかできないがあれはあれで悪くなかった。もうどこでも作っていない様で残念である。

 JEDIの方はセンサーを交換して使えるようになった。今年のモデルチェンジで私の使っているFC610は型落ちしたのだが、センサーキットは何とかまだ入手できるようだ。FC610/900はセンサー側の電池にあまり店頭で見掛けないアルカリ電池CN23A(A23、LRV08も同じ)を使っているが、今のモデルは汎用性の高いCR2032になっている。

 それにしても、自転車に乗っていると電池を使うパーツがいくつもあり無駄が多くてあまり嬉しくない。太陽電池は割高感より実用上の効率が悪く使う気になれない。前後ライトとサイコンの電源をまとめて一つの充電池で賄うのはどうだろう。アルカリ電池はライトに使っていると少しずつ照度が落ちて苛々するのでハッキリと切れる充電池の方が交換時期を判断しやすい。サイコンの方はメモリバックアップすれば良い。ワイヤレスには出来ないが、どこかで軽量にそういう物を作ってくれないかな。まずは電動アシストのシティサイクルあたりからか。

JEDIの記録(FC610は電池交換でリセット)
総走行距離2,163km


妹車グッタのキャットアイCC-VL110。ホームセンターでよく見る「サイクロコンピューター」というやつ。


JEDIのトレロックFC610。他社と異なり捻って脱着する形式が結構良い使い勝手。


RC20のキャットアイCC-MC100W。室内での電波干渉が酷くてメーカーに問い合わせしたところ、初めてスリープ機能があることを知る。

読書 重松 清「いとしのヒナゴン」(上・下)文春文庫

族上がりの町長に、負け組Uターンの主人公は類人猿課に就職。そして“幻の珍獣”ヒナゴン。登場人物に荒唐無稽な感じを覚えつつ読み始めたのだが、そこはさすが重松清であった。読み終えてからこの作品が既に映画化されていることを知る。

ところでつい先日「となり町戦争」(原作・三崎亜紀)をDVDで観た。映画公開時結構気にしていたのだが、少なくとも映画館で観なくて良かった。作品世界に敬意を払っていると思えないし、そもそも映画としてまともな出来と思えない。冗長なだけに観るだけ時間の無駄。

 


小隊司令部発

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