煩悩だらけなるも無欲2012年01月03日

 「あと2日ある」というのは、夏休みが終わる前のあの感覚に似ているのかも。尤も、夏休み然とした夏休みの様な連休を過ごせたのは学生時代までなので、失われて久しい感覚ではある。勤務先は29日〜4日の休み。主な得意先は商業施設なので年末年始もそれなりに営業しているのだが、この時期には出て行かねばならない程の仕事はないため、例年勤務日通りとなっている。

 2012年というのは自分にとって特に節目でもないが、新たな年となり、自分の歳と娘達の歳とそれから母の歳を考えたりする。この位になると時間は無闇に流れてしまい、若い頃よりむしろ先が見えない。いや、若い頃には思い描く何かしらのために、先に何かしらを見ていただけかも知れないが。一緒に過ごしていても、中1と小3の娘には過ごしている時間の密度が違うのかと思うと不思議な感じがする。いや、10歳違うだけでも密度や価値は違うだろう。

 まあそんなことを考えるのも日中にビールを呑みながら庭を眺めている時か、真夜中に目が覚めて眠れない時(大概はすぐ寝てしまうが)くらいで、あとはだらだらと過ごしている訳だが。

 大晦日にミルが除夜の鐘を突きに行きたいと言うので、誰と一緒かちゃんと言っておきなさいと言うと、一緒に行く人なんて誰もいませんってと言う。連れて行けということらしかった。徒歩10分の寺であっても夜中に子供同士で外出して良い歳ではなかったか。結局は近所の幼馴染みの子(前はそれ程親しくはなかったはずだが)も一緒に連れて行くことになり、3人で近所の寺へ行った。近隣では最も大きい寺だが11時半で10人程度しかいなかった。娘達の通った保育園の「理事長先生」が読教していた。煩悩だらけで鐘を撞いた割には、賽銭投げて願うのは子供のことだけだった。

 元旦は一日中呑んでいたが例年通り。休みの間中に2回、走りに出られればそれで良しかな。

年末、がら空きの都心部をC3で走る。

除夜の鐘を撞くミル。

冷たい強風の多摩サイ。

恒例の羽田。神社ではないので、柏手を打つか毎度悩む。

RC20の記録 スカスカの多摩サイで羽田。帰路は環八。往路のアベは27km/hだったのだがこの落差。
走行時間3h16m33s/走行距離77.03km/平均速度23.5km/h/総走行距離9045.6km

読書 角田光代「くまちゃん」集英社文庫

登場人物と時期が少しずつ重なる7編の物語。こういうのは最後まで併行したり最後に繋がったりするが、本編についてはどうもいただけない。ふられ話集なのだが、最後恋愛相談会みたいな形になって締めるのがどうもと思うし、角田らしい感じもしない。


小隊司令部発

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