いずれ壊れる。だがそれが今では駄目。2015年08月27日

 出掛けに「トイレの給水が悪い」と家人に言われた。自分が使う頻度が低い方のトイレだったので気付いていなかった。タンクに手洗いが付いていない外からの汚れは入りにくいタイプだが10年以上経っている。朝から細かく見る訳にもいかなかったが、流した後の給水が妙に遅くて、タンク内を見るとバルブらしい部分から少し水が漏れていた。

 こういう日に限って仕事が立て込んでいた上に、帰り際に急な胸痛で倒れ掛けて病院へ行く羽目になった。あと、ウイスキーを切らしていたので酒屋に寄らねばならなかった。(いろいろ大丈夫か俺?)

 帰宅して、まずシャワーを浴びようとしたら、給湯器の反応がない。「最近時々止まっていた」という証言。どんな伏兵の波状攻撃だよ。とにかく、まずはトイレだ。

 水洗トイレは、レバーを回すと便器に流れる水を堰き止めているフロートバルブが引っ張られて開いて水が流れ、流れ切ったら閉じる。同時に、水位が落ちると浮球というのが下がって水道のバルブが開かれてタンクの給水が始まる。タンクの水位がある程度になると浮球が押し上げられてバルブが閉じる。この浮球側のバルブからの水漏れだった。

 バラしていくと、この浮球側バルブのダイヤフラムのゴムに裂け目があった。普通は部品交換なのだが、その辺のDIY屋にあるとも思えないし、取り寄せるにしてもそれなりに時間が掛かるだろう。

 裂けている部分を取り敢えず直した。初めはゴム系接着剤だけで塞ごうとしたが、筒状の部品を保持するために当てていたおゆまるがドライヤーで溶け始めたので、そのまま伸ばして接着することにした。明らかに応急処置だが、ちゃんと稼働した。

 給湯器は、隣に置いてあった脚立が倒れて引っ張られたらしく電源コードが抜けていただけだった。

 時間の経過と共に、いろんなものは損なわれていく。諸行無常を感じつつ、ちなみに誰からも感謝の言葉とか聞いてないけど、どうなの。

TOTO SJ81BABFタンク内。浮玉レバー基部の矢印の部分にダイヤフラム(弁)がある。

外したダイヤフラム。一緒に摘まんでいるが、レバーは先に外している。

裂けているだけでなく、加水分解か全体にベタ付いて指先が黒くなる。

外れていた給湯器のコンセント。

小隊司令部発

←HTMLのアーカイブ版はこちら。ブログのコメントは、いつでもいつのにでも大歓迎。また、BBS「連絡所」もあるのでご利用を。