JR東日本の「モバイルSuica」は、携帯電話にフェリカという技術を使ってIC乗車券やSF(電子マネー)の機能を持たせるサービスだ。しかしその辺のコンビニかどこかでチャージするという訳にはいかない。まず「ビューカード」というクレジットカードに入会しないとならず、そのカードが発行された後に設定用アプリと本体のアプリをDL、改めて「モバイルSuica」の会員登録をして初めて使えるようになる。
この会員登録で住所氏名など個人情報を登録するわけだが、私はこれを携帯電話でやるはめになった。システムとしては「仮会員登録」として大量の文字入力はPCから行い、最後の認証部分だけ携帯電話でやるようにもできる。ところがこの「仮会員登録」のウェブページはwin版IE6.0以上"推奨"となっている。とりあえずマック版IEはOSXでも5.2までなので駄目。更にNC7.0もFF5も全然駄目なのである。VIEWカードの申し込みはOS9+IE5.1でウェブから簡単に出来たのに、である。一体何のつもりなのだろう。
西武線との乗り継ぎの関係で私の定期は磁気である。そのため時折乗り越し精算をしなければならないが、精算機のほとんどは「モバイルSuika」に対応していない。磁気定期は使わない前提のシステムなのである。理屈は分かるが不便なのだ。
携行には今まで愛用してきたベルトクリップを使う予定でいた。画面部分は回転するしレンズもあるしでジョイントを両面テープで取り付けるスペースがフェリカの部分にしかない。JRの改札通過のための基準はかなり厳しいそうで、フレームの金属部品が障害で試験をパスしなかった機種もあると聞いていた。しかしこれは何とかパスできた。半径15cm程の範囲なら大丈夫でしょうと駅構内デモンストレーションの担当者が言っていたのは正しかった。
2回に渡って文句ばかり書いてきたように思うが、改札で認識されませんでしたなんてオチだけは避けられた。
JR東日本
モバイルSuika |
ベルトクリップ用の突起。改札で「タッチ&ゴー」する時にセンサーを叩き割りそうである。
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