景品折り畳み小径車の使命2015年12月27日

 

サカモトテクノ 20カリブーライト6S
M価格35,800円(別) 各部パーツがアルミで重量11.6kgだと確かにそんなものだろうが、実売は2万前後。


 我が家の自転車がまた増えた。私が増やした訳ではなくて、義フが貰い物らしき折り畳み自転車を次女に送ってきた。

 もんちゃんには既にご存知グッタがある。しかし好きな黒色だし「これも乗る」と言い出した。日々あまり自転車自体使っている印象がないのだが。まあ滅多に顔を合わせないおじいちゃんの贈り物ではそうあっさりと処分も出来ないし、仕方なかろう。


 最近あちこちで売られる折り畳み小径車。都市部の集合住宅では駐輪場代も掛かるし、ベランダにでも置いて置けば、何なら災害非難にも使えるからだろう(かなぁ?)。

 現物を眺めると意外にも各部はアルミ製。但し番数表記なし。価格の分かりやすい部品では、外装6段のシマノ製ディレーラーはお馴染みターニー。VブレーキのパッドはPROTEXだが本体は無印。タイヤはKENDA。

 折り畳み部はステム基部とフレーム中央。機構は独自の様でダホンの亜流等でないが、それはそれで不安。

 調べると日本のメーカーだった。サカモトテクノ(S-TECH)は大阪堺のメーカーで創業50年近い。恐縮ながら全然知らなかった。自社工場は中国内ではあるが、ママチャリ向けBBをタンゲと共同開発するなどしており、ブローカー的な企業ではない様だ。

 メーカーはともかく、入手の経緯も分からないので各部を良く点検してから娘に渡す事にした。小隊の町田狙撃班が店舗で買った娘さんの自転車を「誰が組んだか分からないから」と全バラ再組していたが、各部の変な緩みは特にない割合まともに組まれた物らしいし通学車でもないので、取り敢えずBB脱着まではしないで良いかと考えた。

 軽く調整して乗った結論としては、メインに乗るのでなければ良かろうというもの。全体的には信頼度6割程度。ハンドルポストはたわみ過ぎで経年劣化後が不安。ブレーキ基部の工作精度に疑問。後部だけハの字だ。

 取り敢えず、もんちゃん跨がらせて写真撮って送れば良いか。


['16.1.10]後日、書類を確認したところ、景品などではなく義フが自転車屋で購入した物だった。なぜ? 全く乗ってないということは、プレゼントのために? しかも一昨年の3月だから進級祝いのタイミングでもないし。謎な人だ。

HPによれば主要部品は殆どアルミ。

フレーム固定部。ダホンの様にただ倒すだけでなく、フリーになっている爪を突起に引っ掛ける様な動きが必要。[拡大]

ステム基部の、この溶接がちょっと不安になる。芯材を包んで溶接しているのだろうが…。

ステム折り畳み部のヒンジ。クイックではなくてレバーを回していき締め付ける。[拡大]

BBはカップアンドコーン。

RDのターニーは妹のBSマークローザのTY18の後発TY21。シフターは同様に手前に回してシフトダウン。

このケーブル取り回しの無神経さが厭だね。角が当たってる。

サカモトテクノ ホームページ
のっけからオリジナルの萌えキャラ「えすてっく りんか」ちゃんがバーン(苦笑)。

小隊司令部発

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