それ、ホントに「新しくて懐かしい」? ヤキスパTANTO2016年06月19日

 このところは喫茶店ナポを追っていたのだが、気分を変えて池袋に出来たという話題のロメスパ店を訪店した。池袋は通勤経路上ながら活動エリア外だが、買物ついでに寄ってみた。オープン前に話題になるのは資本がそれなり入っているからでもあり、出店場所も東武線の駅地下だ。調べるとクリエイト・レストランツ・ホールディングス(磯丸水産やつけめんTETSUも同グループ)のグループ会社だった。

 相変わらず池袋駅地下は導線が馴染めないが、なんとか東武池袋駅構内B1「イケチカダイニング」に到着。しかしエリア自体新しいのに、アイドルタイム前の2時に人が流れていない。沿線住人でないため感覚的には分からないのだが、休日昼はこんなものなのか? 店内もガラガラだった。尤も同エリアの他店も変わらなかったので、この店の問題ではないのだろう。

 ただ、この店で気になったのは、食べ残して帰る客が目立ったこと。勿論いつもこうではないだろうが、訪店中帰った客5人中3人というのが果たしてたまたまか。不味いのではない。量が多いのはロメスパの基本でもあるだろうし、しかもグラム表示だけでなく店頭の分かり易いサンプルでボリュームの想像はつくはずである。だが残す人が目立つ。

 思うに、食べにくいのだ。

 まず生麺のため時間が経つとくっ付き易い。麺の炒めが足りないので尚更である。おそらく手順上麺単体から炒めず、具材とソースを炒めた中に麺を入れているのだろう。麺自体に炒まっている感がない。

 またそれによる食べにくさを回避するためか妙に油が多い。めちゃめちゃ油が飛ぶ系なのだ。それを防ぐ粉チーズ(妙な使用法だが)は、なぜか全てのテーブルには置かれていない。

 麺は団子になるは、油は飛びまくるは、良い事なしである。生麺パスタの独特の食感は良いと思うので、そのメリットがもっと出てくれれば他は良いのにと思う。


ナポリタンL。890+100+税。この上のサイズは皿が違う。粉チーズは掛かった状態で提供。

メニュー。さすがに良く出来ている。具材が皿の周りってアイデアだな。

油、まあこの状態ですよ。

ヤキスパ TANTO 池袋店パスタ / 池袋駅東池袋駅都電雑司ケ谷駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0


読書 藤沢周「波羅蜜(はらみつ)」光文社文庫

少しでも仏教に興味のある人なら、タイトルでこれはテーマ的には仏教絡みだと判る。いやどちらにしても藤沢周作品はそうであるのだが。サンスクリット語で「完全」「最高」の様を表す。解説が壇蜜というのは下らない冗談だと思ったら、以前に主人公と同じ仕事〜葬儀屋〜をしていたというのが意外なオチ。どうでも良いけど、この文庫版の表紙デザイン酷いなぁ。

 


小隊司令部発

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