不出来な年始め2006年01月06日

 目が覚めたが何時か分からない。じっとしていると階下で物音がするので妻が娘達の弁当をこさえているのは分かるが、辺りは真っ暗である。比較的近いところに転がっている時計を手繰り寄せると、もう6時半を回っていた。娘は2人とも静かに寝息を立てている。しかし2人とも反対側を向いており寝顔は見えない。そろそろ起きないとなぁと20分ほど悩む。

 仕事始めから何やらどんよりとした天気で始まる。妻はこれから晴れるのだと言うが、そうすぐには晴れ上がりそうにも見えない。昨夜悩まされた頭痛が治まっていて良かった。曇天と頭痛なんて合い過ぎている。
 妻は下の娘を連れてクルマで先に出る。上の娘は学童クラブまで私が連れて行く。まだ小学校は始まっていないのだ。通学路に子供の姿はほとんどない。大人は登校とは逆の方向に足早に歩いていく。学童クラブのみの時は小学校より始まるのが遅いが、私が家を出る時間には合っているので一緒に出る。

 一連の不快な事件の対策として我らが小平市が設けたのは「早く迎えに来い」というお達しだけだった。学童クラブの運営も、施設も、職員の待遇も、まるで改善無し。馬鹿じゃなかろうか。そして月5,500円。少子化は小平市にとって全くどうでもいい問題らしい。税金払いたくないなぁ。とりあえず煙草は会社の近くで買おう。…いや地元でダビドフ・ワンは見掛けないのだが。

 出社早々にダミ声の男が電話を掛けてきて「あけましておめでとうございます」と苦しそうに言う。うちのボスだった。風邪でダウンらしい。こちらも出社後頭痛がぶり返していたので好都合(何が?)。

 いつぞや書いたがあまり計画的でもない営業にとって年始の挨拶回りは良い口実だ。いつもは顔を出さないところで無駄話(もとい情報収集)しても夕刻には一巡したのだが、得意先での打ち合わせが18時設定だったので帰れず。

 20時過ぎ解放。オモテMODに寄ったが頭痛が治まらずホットバタードラムを1杯だけ飲って帰る。

 何とも不出来な年始めである。やれやれ。


読書 村上春樹「東京奇譚集」 新潮社

何だかの神様の仕業みたいな出来事、自分も経験がある気がするが思い出せない。「忘れっぽいことは問題じゃない。忘れることが問題」なんだよな。


小隊司令部発

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