取りあえず花と、気の利いた菓子2007年11月13日

 妻の誕生日なので花を買った。正確には買ったのは前日なのだが、どこかで呑んで日付を越えたら丁度良いくらいだし、ふと思ったんだが、誕生日当日に「花を貰った」と自慢するには、前日に貰っている必要がある。…普通に会社行くのに自慢する必要があるかどうかは知らないが。

 つい最近、得意先が便利なところに洒落た店の入った商業施設をオープンしたので、そこで買う。今まではわざわざ6駅も先の駅ビルまで買いに行っていたが(勿論、そこも得意先だから)、今度は隣の駅である。それに、ゼリー入りの瓶に挿した花も悪くはないが、果物っぽいものと合わせたブーケというのも可愛い感じがして良い。

 誕生日やら何やらには取りあえず花を買う。それから何か気の利いた菓子。私があまり高価な物など買うと心配されてしまうだろう。ちなみにある時「自転車、いらない? 軽くて速くてお洒落なやつ」と訊いたら、「それより電動の、もっとちゃんとして」(当時うちの「パス」は不調だった)と言われた。自分が欲しいだけなこともわかっているらしい。

 今回の菓子はかりんとう。細くてあまり甘くない日本橋 錦豊琳という店のもの。件の得意が「お前ならビールのつまみに合うんじゃないかと思うよ」と言っていたが、それにしてはちょっと甘い。甘党に「つまみに合う」と言われても信用してはいかん。

 少し困った問題は、花を下げたまま酒場に寄るのは難しいということ。「早く帰らないといけないんじゃないですか」などと余計なことを言う店主はまさかいるまいが、見知った客には言われそうな気もする。そんなこんなで結局まっすぐ帰ってしまい、日付が変わる前に花を渡すことになる。まあそれはいいか。

 「毎日花を買えば早く帰れるんじゃないの」と言われそうだが、私はせいぜいがその花代くらいしか呑んでいないので、節約にはならない。そういう問題ではないか。


小隊司令部発

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