学校公開日2008年05月27日

 先週末は娘の通う小学校の学校公開日だった。「授業参観」や「公開授業」ではない。調べても厳密な言葉の定義を見つけられなかったが、我が市では字面の意味通りに授業を親に見せるだけではなく地域の人も含め広く学校全体を見せる行事になっている。

 私は娘の小学校の卒業生でもあるので当初は色々懐かしさや珍しさがあったが、保護者会や個人面談やら年に2回は何かと学校に行く機会があり既に色々見ている。なので教室以外の施設はあまり見なかった。そんな次第で、他の父親の様に担任から「失礼ですが、どちらのお父さまですか?」と訊かれもしなかった。結局2コマをフルに見て、給食当番兼日直の娘の活躍を見てから退出した。

 途中、今回の目的の一つである、いちいち娘に喧嘩を売る娘というのを探す。名札はないが、屋外観察では自由グループ毎にまとまるので、その子の仲良しグループを見つける。しばらく見ているとその中の見知った子が「あ、ミルのお父さん」と声を掛けるので全員に「こんにちは」と声を掛ける。その子だけそっぽを向いて無視。親がいれば話しかけようと思うが不在。でも、こういうところからだなと心に思う。

 ま、それは一部で、大半は娘に同行する仲良しグループの方にくっついて諸々話をしながら1コマを過ごす。なんとなく娘の立ち位置を確認する。

 最後が「セーフティー教室」という授業で、ゲストに地域での安全な生活について話して貰うというもの。元婦警の駄菓子屋さんが万引きについて話したがこれがちょっと…。障がいのある子が無邪気に発した質問「わかりにくいなぁ。万引きは何が悪いんですか?」に本質で答えていなかった。窃盗罪とか鑑別所とかの結果はリアルではないし悪いことの説明にはならない。店にあってもそれは「みんなの物」ではなく、誰かの物を盗むことが許されては、私たちはちゃんとした生活ができないのよ、位は言って欲しかったがボランティアの限界か。残念。


読書 和田 竜「のぼうの城」小学館

歴史小説の類はもっと齢を重ねてからで良いと考えていたし、そもそも興味が湧かない。しかしこれ、面白いな。何かの書評で興味を持っていたのだが、妻が図書館で借りてきたので速攻読んだ。冒頭十数ページの伏線というか予備知識の章では読む気を挫かれるが…。あとでこの作品が元はシナリオであったと聞けば、この部分はモノローグ(それもイラスト)かと合点がいく。読めば、気高きでくのぼうという主人公だけでなく、周りの重臣がいちいちマンガチックな程に個性的でドラマ向き。NHKの特番で希望。ジャニーズ抜きで。<無理か(苦笑)

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小隊司令部発

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