グーグルマップ/ブログ通信簿2008年09月18日

 巷ではある意味定着しつつあるgoogleストリートビューだが、あれには便利な面もないではない。しかし「ないではない」程度のことによくもあれだけの手間を掛けたものだと思う。それともその程度に感じている人は少なくて、物凄く便利に思う人の方がマジョリティなのだろうか。興信所や空き巣が多いって話じゃないよな。

 先日、娘が友だちの家に自転車を置いてきて、私が取りに行くことになった。今時の小学校は住所録がない。昔と違って個人宅のほとんどは電話番号から住所を調べられない。結局は妻が個々に交換したであろう携帯のアドレスデータで分かったのだが、住宅地というのは逆に番地だけではわかりにくい場合もある。そこで番地からストリートビューを見ると「あのアパートか」となった。

 ところで、ストリートビューに気を取られていたが、通常の航空写真もいつの間にか以前より大きくなっていることに気が付いた。なんだこれ、空き巣調べ放題だろ。以前は衛星写真というと、国土交通省が実験的に5年置き位に公開しているものを不親切なインターフェイスを介して落としていくしかなかった。でもあれだってつい2、3年前のことなのに。これも米帝のテロ対策インフラの余録(あるいは宣伝)という訳か。

 話変わってあちこちで話題の「ブログ通信簿」だが、しばらく私には無縁だった。というのも本欄のあるアサヒネットのブログサービス「アサブロ」は更新pingを送らない仕様になっているからだ。こういう時に、実はアサブロだと凄く損をしているんじゃないかと思ったりする。しかしping発信の無料サービスを見つけて実行後、参加できるようになった。

 結果。ありがとう解析エンジン。主張少なめの私の穏やかさを見抜くとはなかなかに鋭い。私を定年間近と見たのも、世俗の欲から遠いところにある私の達観した態度からであろう。こういう賢い奴とは一緒に宇宙には行きたくないね。

特別公開・小隊司令部全景

ちなみに光学迷彩が掛かっているためかストリートビューには写っていなかった。

読書 藤沢 周「陽炎の。」文春文庫(再読)

なぜまたこれを引っ張り出したかと言えば、馴染みの酒場の店主が「藤沢周でも読むわや」と言い出したからだ。私にとっての1冊目がこの本で、それだけに印象にも強く残っている。'02年6月に本欄に出ているが、当時は一言感想は入れていなかった。表題作「陽炎の。」を読んだ時は主人公同様失職していた頃の自分を再び思い出した。自分は不祥事で辞めたわけではなかったが。また酒呑み故に「事情聴取」には特に思い入れがあり、'05年10月に再読して、私には珍しく感想だけで1回記事を書いていた。


小隊司令部発

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