携帯電話の領分2012年06月13日

 携帯電話には情報を貯めない事にしている。電話を掛ける時に不便だからアドレス帳位は管理しているが、それも基本は名前と電話番号のみ。通話記録は月1回くらい消しているし、メールは基本的に仕事メールの転送と簡単な連絡にしか使わないので、ある程度の期間で消している。カメラは頻繁に使うが必要な画像はPCへ移して消す。

 別に浮気の証拠消しに躍起になっているのではなく、特殊な仕事をしている訳でもない。あちこちに自分の情報が散らばっているのが不安なのである。クラウドの時代だそうだが実体がどこにあるか分からないだなんて更にとんでもない。我が国を敵性国家呼ばわりするような国にわざわざデータセンターを設置するキャリアーもあるくらいだから、警戒はしてもし足りないだろう。

 従来型の携帯電話(ガラケーという言葉は響きが美しくないのであまり使わない)は購入の選択肢が狭まっている。とは言え物理的にまだこれだけ差がある物にそうそうリプレイスを進められても適わない。いい加減にフルスペックじゃなくて小型軽量という方向にも分岐していただきたい。なにせこちらはノートPC常時携帯なのだから、携帯には携帯の領分というものがある次第で。

 例によって外部記憶代わりに本欄を参照すると、今の携帯電話W61CAに変えたのは'08年3月だった。もう4年も経っているのか。ちなみに同年9月にノートPCはPowerBookG4Alに変えている。どちらも不本意な乗り換えで文句たらたらの記事だった(苦笑)。

 PowerBookの危機的状況は散々書いているが、携帯の方は実はあまり不満がない。GPSがあるのにナビが脆弱(遠出の際にあまり役に立たない)という不満はあるが、こんなものだと慣れてしまっているというのもある。

読書 吉田修一「キャンセルされた街の案内」新潮文庫

色々な時期の短編を集めた本の様だが、個々の初出が書かれていないので不明。でも色々な事が様々。表題作に関する説明が意図的にか違っていたが、話自体は面白かった。


小隊司令部発

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