風邪薬2012年10月04日

 事務所に着いて薬袋の中身をデスクに広げ、朝の分の風邪薬を飲む。今日を入れて2日分。この2日間で完治するだろうか。まだ明け方は咳き込みが激しい。金曜にもう一度耳鼻科へ行って、念のため週末越えの分までを処方して貰うかと考える。こういうのも医療費増大に荷担することになってしまうのだろうか。でも週末また具合悪くなってそのまま過ごすのは厭だしな。先週末は散々だった。

 机上に並んだ薬のシートを見ると、日頃気にしない処方薬の名前が目に止まる。「ムコダイン」「アクデューム」「トランサミン」、どれも往年のヒーロー物の名前の様だ。「メジコン」はちょっとギャグロボットぽい。

 先週は、とにかく咳を鎮めたくてまず薬店へ行ったのだが、売薬の価格の高さに改めて閉口した。しかも薬効は処方薬に較べれば今ひとつ。そもそも選んでいるのが自分なので信用できない。と言っても薬店店頭の「これがお薦め」POPも何か信じ切れない。店頭で成分を見比べたところで勿論判断できない。

 そもそもが、薬の成分について自分の判断できることなんか殆どない。薬の名前を「ヒーロー物の名前みたいだな」とか言ってるくらいだからな。そこは医師の判断にお任せする。ただ、薬局で「ジェネリックでも宜しいですか?」と訊かれると大抵お断りする。前と較べられなくなるからだ。

 大体、ジェネリック医薬品というのは、パソコンとかで言う逆コンパイルというか、模型で言う型どり複製品なので、イマイチ信用出来ない。しかも主要生産国がインドと中国というのも自分的には極端で、インド歓迎・中国拒否となる。食品が信用できないのだから、ましてや薬品ではね。

 あと、総じて名前が良くない。ヒーローぽくないんだ。お任せする気にならない。救って貰える気にならないんだ。

この既視感(デジャヴ)は…はッ、これ昨日の朝のツイートじゃないか! …わざとらしい。


読書 伊藤たかみ「海峡の南」文春文庫

“境”を越えた者が再びその“境”を意識する時に見る風景。あるいは“共犯者”と共に越える“境”の向こう。“境”と言う程の緊張感というのではないか。いや、「国境の南」と読み違えた訳ではなくてね。


小隊司令部発

←HTMLのアーカイブ版はこちら。ブログのコメントは、いつでもいつのにでも大歓迎。また、BBS「連絡所」もあるのでご利用を。